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所在地 和歌山県新宮市阿須賀
主祭神 事解男命(ことさかのおのみこと)
社格 村社
創建 不詳
機能 寺社
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阿須賀と書いて「あすか」。「確かにそう読めるけど・・・」と思いつつ、さては相当な由来がある神社に違いないと期待を膨らませながら街中を走る狭い道をナビに誘導されながら走っていく。
行きかう車とすれ違うのがやっとのその道に、「本当にあっているのか?」と思い始めたと思ったら急に出てくるこの神社。規模もとても小さく、街のはずれ、川の辺に静かに鎮座する印象。この新宮と言う街にとても似つかわしい存在感である。
整備された参道を歩いていくと、すぐに二の鳥居が見え、その先に拝殿が見えるのだが、意識が向かうのはその拝殿の後ろに控える山。山というよりは小高い森と言ったほうが正しい緑は熊野川の中洲のこの平坦な町では一際目を引く場所である。その山の名前は蓬莱山(ほうらいさん)といい、如何にも神様が宿っている山らしい名前を持っている。
熊野速玉大社の摂社という位置づけにされたこの阿須賀神社。現在の社殿は、戦時中に米軍の空襲によって焼失した旧社殿の代わりに、1952年に再建されたものという。熊野速玉大社同様に、朱色が背後の緑を背景にして心地よい境内空間を作り出している。
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