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2014年6月4日水曜日

サン・モーセ教会(Chiesa di San Moise) 1681 ★



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所在地  ヴェネツィア(Venezia)
竣工   1681
機能   教会
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もう少しでサン・マルコ広場というところで、入り組んだ迷路のようなこの町でびっくりするくらいの直線の道にたどり着く。なんだろうと思って進んでいくと、その視線を受ける先に凹凸の激しい教会のファサードが見えてくる。

こういうのを体験すると、建物一つだけを作っていてもこのような都市体験は作り出せず、都市計画とともに、重要な建築が都市の中でどのように配置されるかをしっかりと考えないと、豊かな都市空間は今後も日本に生まれてこないだろうと思いながら道を進む。

このサン・モーセ教会(Chiesa di San Moise)はそのファサードから見て取れるように、華麗なバロック様式を採用して1681年に建設された。ベニスでの指折りのブランドショップが立ち並ぶ目抜き通りに面して位置するだけに、この街に滞在していると何度もこの特徴的なファサードを見かけることになる。

その名の通り、モーセ(Moise)に捧げられた教会の様であるが、英語のサイトでも建築についてはなかなか詳しいことが見つからず、それほど有名な観光スポットではないことが伺える。








2014年6月3日火曜日

スクオーラ・グランデ・ディ・サン・マルコ(Scuola Grande di San Marco) マウロ・コドゥッシ 1260 ★★★ 


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所在地  ヴェネツィア(Venezia)
設計   マウロ・コドゥッシ
竣工   1260
機能   病院
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サンタマリア・ デイ・ミラーコリ教会を見学し、展示会場の様子も見に行かないといけないので、展示会場であるアーセナーレ(Arsenale)に向かう途中に、せっかくなので、カルロ・スカルパ設計によるクエリーニ・スタンパリア財団(Querini Stampalia Picture Gallery)を見ていこうと、イタリア人スタッフと道を進むと、その途中にぽっかりと開けた広場に面して如何にも歴史のありそうな建物が見えてくる。

イタリア人に聞くと、横の大きな教会がサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ教会と呼ばれ、その脇に隣接されるのが、スクオーラ・グランデ・ディ・サン・マルコ(Scuola Grande di San Marco)と呼ばれる、かつてのコミュニティセンターの様な機能を持った建物であり、現在は市民病院として利用されているという。

中に入ってみると、奥の病院の入口までの間に展示室の様な場所があり、それを眺めていると監視のおじさんが、「上にもあるから見ていきな」と声をかけてくれる。脇にある階段を登ると立派な天井に目がいく豪華な展示室へと入っていく。

この建物の名前についている、「スクオーラ」というのは、中世ヴェネチアにおいて一般市民の生活で大きな役割を果たした組織の呼び名であるという。その中でも、「グランデ」という名前がつくのはかない大規模のものであり、たった6つしかなかったのだという。そのグランデを冠したこの建物が中世のこの都市でどれだけ勢力を誇ったかがこの空間から伝わってくる様である。

展示台のデザインも「流石はイタリア」と思わせる非常に凝ったものになっている。しばし静かな展示室で時間を忘れて、中世の街にやってきたんだと徐々に感じることになる。