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2015年11月15日日曜日

「ワルボロ」 黒澤満 2007 ★

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スタッフ
監督 黒澤満
原作 ゲッツ板谷
脚本 木田紀生
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キャスト
コーちゃん:松田翔太
山田:新垣結衣
ヤッコ:福士誠治
キャーム:木村了
小佐野:城田優
ビデちゃん:古畑勝隆
カッチン:途中慎吾
ヤクザの叔父さん(猛身):仲村トオル
サユキ:高部あい
コーちゃんの母親(板谷美智子):戸田恵子
ビデちゃんの父親:温水洋一
学ラン屋の店主:ピエール瀧(友情出演)
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父は俳優の松田優作で、兄も俳優の松田龍平という俳優・松田翔太。その兄である松田龍平は、キャリアのかなりはじめに、同じような不良モノの映画「青い春」に主演して、その3年後に今度は弟の松田翔太が、同じように不良モノの映画へと主演することに。

舞台は80年代の東京・立川。駅を挟んで北と南に位置する中学で、それぞれ不良グループが覇権を争い、ヤクザの親戚、朝鮮高校、真面目なマドンナなどとヤンキーものの定番設定という訳で、その物語に何かしらの特別性を求めるわけにはいかず、あとは役者と演出でどれだけ物語に深みを作るかの問題となる。

そうなると、基準となるのは兄・松田龍平のなんともいえぬ刹那的な「青い春」であり、それに比べるとどうしても奥行きが浅く感じてしまうのは否めない。

それに加え、麻薬所持ですっかりと時の人になってしまった高部あいも出演していたことで、なんだか全体的な雰囲気も違って見えてしまうのも時期的にしょうがないと言うべきか。







2014年12月28日日曜日

「青い春」 豊田利晃 2001 ★★★

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スタッフ
監督 豊田利晃
原作 松本大洋
脚本 豊田利晃
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キャスト
九條:松田龍平
青木:新井浩文
雪男:高岡蒼佑 現:高岡奏輔
木村:大柴裕介
大田:山崎裕太
吉村:忍成修吾 
オバケ:EITA 現:瑛太
野球部の1年:塚本高
さぼーる(おばちゃん:小泉今日子
シンナー中毒の学生:ピース・又吉直樹
お礼参りする学生:佐久間一行
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父は俳優の松田優作で、弟も俳優の松田翔太という松田龍平。あまちゃんでの好演が懐かしいが、その彼のデビュー間もないころの作品。松本大洋の漫画を原作として実写からされたなんとも雰囲気のある不良モノの青春映画。

高校の屋上に集り、柵の外に立ち、手を離して倒れていくまでに何回手を叩けるかを競う「ベランダ・ゲーム」に興じる不良グループのメンバーは、松田龍平演じる九條、新井浩文演じる青木、高岡蒼佑演じる雪男と、不良モノといえばすっかり馴染みとなった役者たち。

「あっぱれさんま大先生」で人気者であった山崎裕太や、「リリイ・シュシュのすべて」で市原隼人を苛める役を演じた忍成修吾など、演技に定評のある役者を脇に揃え、昔の番長像とは一線をかくす、静かな中にも強い何かを感じさせる松田龍平の演技はその後の活躍を案じさせるのに十分なモノである。

挿入歌はミッシェル・ガン・エレファントの「赤毛のケリー」に「Drop」と、画面から音楽までなんとも雰囲気のある作品に仕上げられており、普通の不良映画と思って見始めるとそのクオリティの高さに度肝を抜かれる。どんなに刹那的であっても、それでも粋がって生きなければいけない青い春。悲しくなるくらいの刹那さが画面を覆う。

この作品からおよそ10年で映画「舟を編む」とテレビ小説「あまちゃん」と、世間の認める役者まで上り詰めた松田龍平。良い映画を観ることができたと気分がよくなり、「テレッテッテッテッテッテレテレ」とあまちゃんのテーマソングを口ずさみながら画面を閉じることにする。