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2015年4月4日土曜日

月の花 4月 桜 サクラ

4月。新学期の季節である。

街には学生や社会人など頭に「新」のつくフレッシュな人々で溢れかえる。学校や会社など迎え入れる側も、彼らを迎えることで一年が環を閉じで、新しいサイクルが始まるのを感じる時である。

そんな日本の季節を飾るのが街をピンクに染め、あっという間に消えていく4月の花・桜。

1月 / 水仙
2月 梅 / 椿 
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮 
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲 
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花  / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙

4月といえば、どんな花もその対抗馬にはならないほど、日本人にとっては心の花となっている桜。山の斜面に咲き誇る桜、城の周りに咲く桜。川沿いに水面を花弁で埋め尽くす桜。

それぞれに人生の中で記憶に残る桜の景色があるはずである。毎年見て、毎年感動しているにも関わらず、それでもやはりまた新しい一年が来て、ピンクと白に染められた風景を見ると、「わぁ」と感動が湧き上がる。

そんな桜を一ヶ月部屋にとどめる贅沢を思い、フォトフレームへとしまい込むことにする。



2015年2月18日水曜日

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)★★★


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所在地 静岡県富士宮市宮町
主祭神 木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)(別称:浅間大神)
神体  富士山(神体山)
通称  浅間さん
社格  式内社(名神大)、駿河国一宮、旧官幣大社、別表神社
本殿の様式 浅間造
機能  寺社
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世界遺産
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長らく楽しみにしていた富士山周辺の神社巡りを、まさかの大雪の為に大幅に予定を変更し、後ろ髪を引かれながら立ち寄ることにしたアウトレットにて食事と買い物をしてすっかり満足げな妻の姿を横目に見ていると、どうやら外の雪が止んだようである。

これ幸いとすぐに妻を連れ出して、ここは見過ごせないと思っていた浅間神社の中でも一番重要な神社へと車を向かわせることにする。

全国に約1,300社ある浅間神社の総本社である富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)は、日本における象徴的な存在である富士山信仰の中心的な場所といってよい聖地である。

「富士山信仰」の構成資産の一つとして世界文化遺産にも登録された神社であるが、やはりその社格も高く、駿河国一宮として周辺地域の重要な場所として愛されてきた神社である。

旧国地図を見てみると、東海道のど真ん中、現在の静岡や富士宮を含むのが駿河国(するがのくに)。別称・駿州(すんしゅう)と呼ばれ、西の遠江国(とおとうみのくに)、東の相模国(さがみのくに)、北の甲斐国(かいのくに)に囲まれた場所である。

境内横の駐車場に車を停めると、参道脇に流れる小さな用水路をまたいで参道にアプローチをする形となる。この時に先ほどまで振っていた雪解け水が耳に心地よい音を奏でながら流れていくのを足元に見ながら、少しだけ心を清めた気分で非常に整った参道を進んでいくことになる。

主祭神が木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)ということで、祭神にまつわる桜を神木とし境内に500本という大量の桜が植えられており、春には壮大な景色を作り出すのだろうと想像力を搔き立てる。

本宮の本殿は徳川家康による造営と言われ、、「浅間造(せんげんづくり)」という独特の神社建築様式を採用し、社殿の上にさらに別の社殿が載った二階建ての建築で遠くからでもその様子を見て取ることができる。

境内北に位置する富士山頂上にはこの神社の奥宮が鎮座しているという。

境内脇には長い年月を経て濾過された富士山の湧水が湧き出す「湧玉池」があり、とても高い透明度を保つ池の水面を優雅に泳ぐ鴨の姿がなんとものんびりした時間の流れを体現する。

そんな水面を見続けていると、地面と水面との距離がやたらに近いことが見て取れる。湧水を源泉とし、源泉地付近に位置しているということから、大雪や大雨のときの水面の高低差があまり変化が無いのだろうか?と思いながらも、その水面ぎりぎりを飛び立っていく鳥たちの群れの運ぶ爽やかな風に春の到来の近さを感じ、次の目的地へと心も軽く向かうことにする。


東海道
駿河国





















2013年8月10日土曜日

「秒速5センチメートル」新海誠 2007 ★

相変わらずの物凄いセンチメンタルな世界観。見ていてクラクラしてくるその妄想感。

東京と地方。その距離を繋げるのは手紙とメール。前作までの様に、一見普通に見えるが、少しずつ何かがおかしいという設定。それはノスタルジーに満ちた良き過去を象徴する昭和感に、テクノロジーの進んだ未来感を並列することで生まれる既視感と違和感の融合。そんな手法をとることなく、ただただ現代を生きる自分達が共通に持つ「少し前の・・・」時代描写。

ISDNと書かれた公衆電話ボックスや、今の様に増えきっていない地下鉄の路線図など、直球で勝負する為の世界観の裏づけにかなり時間が費やされたのが目に取れる。

そして秒速5センチメートルだという桜の葉の落ちるスピード。本当かな・・・と思いながらも、なんとなく信じてしまいそうなその速度。そのスピードを頭の中で再現してみると、同じように見えてくる景色が舞う雪の風景。当然の様に使われる雪のシーン。

思春期を迎えた多感な男の子が夢に見るような純情な初恋の相手。こんな情熱的な初恋がしたかった。こんな純情で可愛い彼女が欲しかった。こんな美しい出会いがしたかった。そういう純粋な妄想がアニメという表現を借りて映像化されたようなもので、途切れ途切れに紡がれる台詞は「後悔」「僕の」「心」「痛いほどの」などというセンチメンタルな自分語り。

「ケケケケケケケ」という蜩の鳴き声は田舎の山奥の代名詞で、匿名的な電車の中のシーンは都会の孤独を表現する。山崎まさよしの「One more time, One more chance」と共に、「これでもか・・・」と細切れにカットインを繰り返される最後のシーンは、眩暈を覚えずにいられない。

こういう世界観を持ちながら、現在進行形で今を生きていく。こういうセンチメンタルな世界観に影響を受けて思春期を過ごす今の中学生達は、ある種大変な時代を生きているんだなとある種ぞっとする。

この世界観を心の中に持ちながら大人になるというのは、恐らく非常に傷つきやすく、また適応することが難しく日々を生きることになるのだろうと思う。「ナウシカ」や「ラピュタ」と共にあった思春期が希望や前を向く力を現していたのに対して、あくまでも後ろ向きな、過去への視線。そんな思春期を過ごしてきた大人が社会の中心を占めていく今後の世界。一体どんなフラジャイルな社会になっていくのだろうかと思わずにいられない。

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スタッフ
監督 新海誠
原作 新海誠
脚本 新海誠
絵コンテ 新海誠
演出 新海誠

キャスト
水橋研二 遠野貴樹
近藤好美 篠原明里(少女)
花村怜美 澄田花苗
尾上綾華 篠原明里(成人)
水野理紗 花苗の姉
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作品データ
製作年 2007年
製作国 日本
配給  コミックス・ウェーブ・フィルム
上映時間 63分
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2011年3月4日金曜日

桃(上巳)の節句 雛祭り




















あかりをつけましょ ぼんぼりに  
お花をあげましょ 桃の花
五人ばやしの 笛太鼓  
今日はたのしい ひな祭り

女兄弟がいなかったもので、雛祭りもあまり身近なものではなかったが、親友の娘が桃の節句に生まれたからといって、「ひなの」と名づけられ、しかも尋常じゃないほど懐かれてるとなると、流石に3・3にもいろいろ思うことがあるようになり、重ねた歳の多さを実感する。

川中島の決戦を前にし、妻女山の陣内で一枝の菊を愛でながら重陽の節句を祝った謙信のように、これは桃の一枝でも送ってあげないとと探してはみるが、さすがにこの寒さではまだ蕾を開けというのは酷なもので、代わりになにか絵本でも探そうかなと軌道修正。

紙の雛人形を海に流すことはできないが、家で四苦八苦して作ってもらった春らしい五目ずしと蛤の潮汁を味わいながら、桃の代わりに桜を愛でて節句を祝うことにする。