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2015年10月8日木曜日

富士御室浅間神社里宮(ふじおむろせんげんじんじゃ) 699 ★★


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所在地 山梨県南都留郡富士河口湖町勝山
主祭神 木花咲耶姫命
社格  旧県社
本殿の様式 一間社母屋造り
別名   小室浅間明神
創建   699
機能   寺社
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世界遺産
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河口湖に向けて設けられた参道の遥か先には、富士山が鎮座し、その吉田口登山道の二合目に鎮座するのがこの神社の本宮という。そちらもあわせて参拝したいのだが、時間の限りの為に、今回は河口湖の存在をひしひしと感じるこちらの里宮だけの参拝としておく。

本宮は富士山山中に最初に勧請された神社で、富士山最古の神社として長く信仰を集めていたが、富士スカイラインの開通のお陰で、吉田口登山道の衰退に伴いこちらの里宮に本殿が本宮から移されたという。それを知れば知るほど、次回はぜひとも二合目までいって本宮へと参拝を心に決めて心地よい境内を後にする。












2015年2月18日水曜日

富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)★★★


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所在地 静岡県富士宮市宮町
主祭神 木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)(別称:浅間大神)
神体  富士山(神体山)
通称  浅間さん
社格  式内社(名神大)、駿河国一宮、旧官幣大社、別表神社
本殿の様式 浅間造
機能  寺社
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世界遺産
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長らく楽しみにしていた富士山周辺の神社巡りを、まさかの大雪の為に大幅に予定を変更し、後ろ髪を引かれながら立ち寄ることにしたアウトレットにて食事と買い物をしてすっかり満足げな妻の姿を横目に見ていると、どうやら外の雪が止んだようである。

これ幸いとすぐに妻を連れ出して、ここは見過ごせないと思っていた浅間神社の中でも一番重要な神社へと車を向かわせることにする。

全国に約1,300社ある浅間神社の総本社である富士山本宮浅間大社(ふじさんほんぐうせんげんたいしゃ)は、日本における象徴的な存在である富士山信仰の中心的な場所といってよい聖地である。

「富士山信仰」の構成資産の一つとして世界文化遺産にも登録された神社であるが、やはりその社格も高く、駿河国一宮として周辺地域の重要な場所として愛されてきた神社である。

旧国地図を見てみると、東海道のど真ん中、現在の静岡や富士宮を含むのが駿河国(するがのくに)。別称・駿州(すんしゅう)と呼ばれ、西の遠江国(とおとうみのくに)、東の相模国(さがみのくに)、北の甲斐国(かいのくに)に囲まれた場所である。

境内横の駐車場に車を停めると、参道脇に流れる小さな用水路をまたいで参道にアプローチをする形となる。この時に先ほどまで振っていた雪解け水が耳に心地よい音を奏でながら流れていくのを足元に見ながら、少しだけ心を清めた気分で非常に整った参道を進んでいくことになる。

主祭神が木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)ということで、祭神にまつわる桜を神木とし境内に500本という大量の桜が植えられており、春には壮大な景色を作り出すのだろうと想像力を搔き立てる。

本宮の本殿は徳川家康による造営と言われ、、「浅間造(せんげんづくり)」という独特の神社建築様式を採用し、社殿の上にさらに別の社殿が載った二階建ての建築で遠くからでもその様子を見て取ることができる。

境内北に位置する富士山頂上にはこの神社の奥宮が鎮座しているという。

境内脇には長い年月を経て濾過された富士山の湧水が湧き出す「湧玉池」があり、とても高い透明度を保つ池の水面を優雅に泳ぐ鴨の姿がなんとものんびりした時間の流れを体現する。

そんな水面を見続けていると、地面と水面との距離がやたらに近いことが見て取れる。湧水を源泉とし、源泉地付近に位置しているということから、大雪や大雨のときの水面の高低差があまり変化が無いのだろうか?と思いながらも、その水面ぎりぎりを飛び立っていく鳥たちの群れの運ぶ爽やかな風に春の到来の近さを感じ、次の目的地へと心も軽く向かうことにする。


東海道
駿河国





















北口本宮冨士浅間神社(きたぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ) 788 ★★★


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所在地 山梨県富士吉田市上吉田
主祭神 木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)、彦火瓊瓊杵命(ひこひこほのににぎ)、大山祇神(おおやまつみのみこと)
通称  上浅間
社格  旧県社
創建  788年
機能  寺社
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広大な海に囲まれ、豊かな森の広がる山々を背に豊かな自然と共に歩んできた日本。そこに住まう人々は、その自然が時として恐ろしい猛威を振るうことも同時に体験してきた。

嵐、暴雨、洪水、噴火、地震、津波、火山

自然の中に八百万の神を信じてきた人々は、その自然の驚異にもまた神の存在を信じ、その力が大きければ大きいほど、それを鎮めるために多くの信仰を捧げてきたに違いない。

日本を象徴する自然の姿である富士山。

当然、それは歴史の中で何度も大きな脅威として人々に降りかかってきた。時に噴火し、空を黒く染めたその姿は、この世の終わり感じさせるに十分ではったと容易に想像できる。

そして興ったのは富士山を神と見立て信仰・崇拝する富士信仰(ふじしんこう)。その代表としてあげられるのが浅間信仰(せんげん、あさま、富士浅間信仰)である。富士山を神格化した浅間大神、もしくは浅間大神を神話に現れる木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)としてこれを祀るのが浅間神社である。

地図を見てみると、富士山を中心として広がる周辺地域に鎮座する主要な神社はすべてこの「浅間」を冠していることが見て取れる。なんでも富士山周辺を拠点に全国に1300社が分布し、その総本社が富士山本宮浅間大社(静岡県富士宮市)とされている。

浅間神社の中でも高い社格を有するものを一気に見て回り、この国の歴史の中で、一番巨大でシンボリックな自然の象徴に対して、我々の先祖がどのように向き合ってきたのか、神道というフィルターを通してどう理解してきたのかを少しでも感じようと山梨・静岡を巡りたいと思っていたこの数年。

「今日は雪になりそうだ」という天気予報を気にしながら、珍しく一緒についていくという妻を連れ立って早朝のレンタカーオフィスへ。かつて会津で感じた雪国にノーマルタイヤで向かう甘さを身にしみているだけに、万が一を考えてスタッドレスに換えてもらおうとするが、残念ながら喫煙車しかないという訳で、臭いチェックをした妻から「絶対にムリ」というNGがでて、心配を抱えながらもノーマルタイヤで早朝の東京を抜け出すことに。

「中央フリーウェイ」を聞きながら飛ばす中央道。徐々に振り出す粉雪。「前方タイヤ規制」の案内が見えたところで下道に降り進んでいくと、幹線道路から外れるとすっかり雪に埋もれた道。脳裏に過ぎるかつての悪夢を思いながら、なんとか第一目的地の北口本宮冨士浅間神社の駐車場に車を滑り込ませ、滑りやすい足元を気をつけながらすばらしい杉木立に挟まれた参道を進んでいく。

社格の高い、いわゆる有名な浅間神社はおよそ9つほどあるのだが、その中でもここは富士山への吉田登山口の拠点として栄えた神社だといい、境内には拝殿の左右に立派な神木が鎮座しており、その歴史を感じさえてくれる。

「シンシン」という音がぴったりだと思うような降りかたをする雪の中、かじかむ手を揉み温めながら手水で朝一番の身を清め、妻と並んで二礼二拍手一礼。静かな境内に響く音を耳に感じ、社殿の奥に祭られている東宮、西宮をお参りし、西宮脇にある登山口入り口を見つけ、夏にでもぜひとも登ってみたいものだと思いながらも、あまりの寒さに耐え切れずそそくさと境内をあとにする。

駐車場まで戻ったところで、地元の方が車でやってくるので、「ここら辺はスタッドレス無し行き来するのはどれくらい危険か?」と質問を投げかけると、ここら辺の人はスタッドレスに加えて4輪の人が多く、ノーマルタイヤだと相当危険だという。加えて今日は午後からさらに雪が多くなるので、できるだけ今のうちに峠を越えて下まで降りてしまった方がいいと言われてしまう。

貴重なアドバイスに感謝を伝え、目的地である他の浅間神社はおそらく市街地というよりはやや山よりにあるはずなので、除雪もすすんでいるとは思えず、泣く泣く山梨方面の目的地を回避することにする。