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2012年11月10日土曜日

「銀座ブルース」 柴田哲孝 2009 ★



ワイルドな作者の作風が好きで、今まで何冊か読んできたが、どうにもこの一冊は過去の作品からの継ぎ接ぎだらけの印象で残念である。

「下山事件」をかすめながら、逞しくあった戦後の混乱期の日本に置いて、最も活気を呈していたであろう銀座。そこを我が物顔で闊歩するGHQの米兵達と、彼らに群がり生きていく女達。

街全体が持っていたエネルギーが目に見えるかのような時代。現代の日本からは羨ましく映るであろうその風景。

女・金・力。

生きることの目的が明確であった時代に生きる男と女。

それはいいのだが、昨今のワイルドな時代の波に流されて、UMAシリーズの様なブレない軸が見つからないうちに書いてしまったのだろうと想像せずにいられない一作。



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/Ⅰ 銀座ブルース
/Ⅱ 殺人鬼
/Ⅲ 青いダイヤモンド
/Ⅳ 帝銀事件
/Ⅴ 尾行
/Ⅵ 国鉄総裁変死事件
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2009年7月29日水曜日

「RYU」 柴田哲孝 2009 ★★

ハードボイルド好きには堪らない作者のUMAシリーズ第二弾。今度のモチーフは「竜」。

ジャックと有賀雄二郎が今度は沖縄を舞台に、失踪をする米兵と、原因不明ながら殺される家畜から、噂される沖縄の伝説の双頭の竜「クチフラチャ」の存在を追うことに。

謎の米軍の行動に、遺伝子操作で恐竜を蘇らせたのでは?という疑惑と、送りつけられてくる謎の巨大生物の写真。

巨大生物好きで、UMA好きで、謎の冒険好きな男性には堪らない展開。いくらフィクションだと分かりながらも、かつての水曜スペシャル・川口浩探検隊を思い出しながら、存分に楽しめる内容。