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2014年6月4日水曜日

サンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂(Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari) 1430 ★★★



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所在地  ヴェネツィア(Venezia)
竣工   1430
機能   教会
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細い路地と運河を渡りやってきたのはサン・ポーロ地区。リアルト橋を渡った辺りのエリアをカバーするこの地区の中心に位置するカンポ・デイ・フラーリに隣接して建つのがこのサンタ・マリア・グロリオーザ・デイ・フラーリ聖堂(Basilica di Santa Maria Gloriosa dei Frari)。

ベニスでも最も重要な教会の一つとして数えられるカトリック教会のバシリカ。この街にあるほとんどの教会同様に、外壁は極めて簡素に作られているが、上部を見上げるとゴシック様式であるのが見て取れる。後ろに高く聳える鐘楼はサン・マルコ寺院のものに次いでベニスで2番目に高いものとなっている。

内部にはヴェネツィア派で最も重要な画家の一人である、ティツィアーノ・ヴェチェッリオ(Tiziano Vecellio)による「被昇天の聖母(Assunta)」があるというが、もちろん早朝の為に門は堅く閉ざされ、内部を見学することは叶わいため、後ろ髪を引かれながら更に先に進むことにする。








カ・ドーロ(Ca' d'Oro) ジョヴァンニ・ボン バルトロメオ・ボン 1430 ★★★★


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所在地  ヴェネツィア(Venezia)
設計   ジョヴァンニ・ボン バルトロメオ・ボン
竣工   1430
機能   住宅、美術館
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西に向かって旅をすることのよい事の一つに、時差の為に朝早く目覚めてしまうこと。展覧会に向けてのやり取りSNSで行われていることもあり、どうやら皆朝の6時には目覚めてしまっているのが見て取れる。

折角の朝の時間なので、持ってきていたランニング・シューズを引っ張り出し、朝食前にこの迷宮の様な街に繰り出し、村上春樹ばりにとはいかないまでも、ランニングがてら見たかった建物を探索してくることにする。

ベニスのカナル・グランデを水上バスで進んでいくと見えてくる数々の華麗な邸宅。その中でも一番壮麗な姿としてこの街を訪れる人々の記憶に残っているであろう館がリアルト橋の手前に位置しているカ・ドーロ(Ca' d'Oro)。

ホテルから比較的近いこともあり、ここがランニングの第一立ち寄り場所となる。

ベニスに残る貴族の邸宅のなかでも最も古いものの一つとされ、かつては運河に面した外壁に金の装飾が施されていた為に、「黄金の館」という意味のカ・ドーロ(Ca' d'Oro)という名前が付けられているという。因みにこのカ(Ca')は「館」という意味のイタリア語。

建築はジョヴァンニ・ボンと彼の子バルトロメオ・ボンによって1428年から1430年にかけ完成された。ヴェネツィアン・ゴシックと呼ばれるベニスで発展した独特のゴシック様式を駆使したそのファサードは世界でも最も美しいゴシック建築の一つとして知られている。因みに設計者の親子はサン・マルコ広場に面するドゥカーレ宮殿の設計も担当した、この街のゴシック建築の生みの親でもある。

運河に面した壁面は花模様を用いたゴシック様式。近くには同様の様式でよく似たバルバーロ館とジュスティニアン館があるので、水上バスで移動していると少々混乱しそうになる。現在はこの館の修復と保存に尽力した貴族のジョルジョ・フランケッティの名をとったフランケッティ美術館として一般に公開されている。

朝早い時間の為、街にはほとんど人影が見えず、まさに迷路の様な狭い路地に自らの足音を反響させながら次の目的地へと足を進めることにする。






2014年6月3日火曜日

サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂(Santi Giovanni e Paolo) 1430 ★★


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所在地  ヴェネツィア(Venezia)
竣工   1430
機能   教会
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広場の右手に聳える巨大な建物は、ヴェネツィアでも最大規模だという教会。サンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂(Santi Giovanni e Paolo)と呼ばれる改修中のこの教会は、ドミニコ会の聖堂として歴代のヴェネツィア共和国元首の葬式などを執り行うなどこの街で重要な位置を占める教会の一つとしての役割を果たしてきたという。

改装中の為その姿を実際に感じることは難しいが、航空写真で確認すると、その巨大さが良く理解できる。ベニス全体の航空写真を見てみると、もちろん最初に視線を独占するのはサンマルコ広場周辺の宮殿や聖堂など。そしてその次のスケールの建物はと眺めていくとこのサンティ・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂がそのグループに属していることが良く分かる。

公開されている聖堂内を覗き、この場でこの都市を首都とするヴェネツィア共和国の元首達の葬儀が静粛な空気の中執り行われた様子を想像し、しばしその静けさを楽しむことにする。