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2023年12月19日火曜日

引継ぎ中

 


2023年1月1日日曜日

癸卯(みずのとう)

  

2023年は十二支でいうと「卯年」、
十干では「癸(みずのと)」となり干支は「癸卯 ( みずのとう) となる一年。  
 
「壬寅 (みずのえとら) の大役を終えた寅からの引継ぎを終え、しっかりと60の円環の中での今年の方向を見据えて、一人で年の主役を担う重責を感じる今年の顔の兎。
 
不安気な様子の中にも、
12年ぶりのこの舞台に上がる高揚感を楽しみにしている雰囲気が感じられる。
 
さぁ、よい一年になりますように。




2022年11月9日水曜日

寅/虎 (とら 干支の3番目)

 

今年も残すところあと二か月。
ここまで一年の顔として頑張ってきた虎も、
きっとほっとしているだろうと想像する。
冬の気配と共に来年の卯/兎の足音も聞こえてきそうなこの季節
さぁあと二か月、しっかりと一年を終えることができるようにと、
再度気持ちを引き締める11月の寅の日。




2014年1月18日土曜日

兎の評価

中華新年の休みに入る前に、以前行ったもらった鍼灸師に自宅に来てもらって鍼を打ってもらうことにする。そんな訳で自宅に鍼灸師のおばさんと、その相方のおばさんが一緒になってやってくる。

相変わらず元気で、常に喋り捲る二人。

前回の鍼灸の後、身体の状態はどうか?」とか、「あの後早く寝ているのか?」なんて、とにかく喋り捲る。この二人に限らないが人民はとにかく元気。日本人の3倍くらいのエネルギーがあるのではないだろうかと思ってしまう。

お茶を出す妻がキッチンに入ってしまうので、一人で二人を相手にする。

「これは困ったなぁ・・・何を話そうか」と思っていたら、机の上に転がっていた木彫りを手にする相方のおばちゃん。

「木彫り好きなの?」と聞いてくるので、「毎年、その一年の干支を一年かけて彫っているんだ」というと、「私も以前木彫りをやっていたんだ」と話が弾む。「まさかこんなところで木彫りが役立つとは・・・」とほくそ笑む。

「これは何だ?」と手に取ったのは、リミットを中華新年に伸ばしたばかりだが、中華新年休みに日本に戻り、のこぎりなどを買ってから再開しようとリミットを伸ばしていた今年の蛇。まだ木から形が出てくる前なので、確かに何かなんだか分からない。

「これはまだ未完成だから」と言うと、「こっちは何だ?」と手にされたのは去年の干支を模した竜の落とし子。「そりゃ分からないよね・・・」と思うが、その横にある動物を手にしたおばちゃんが、「これは兎でしょ。これは分かるよ」と。

そう言われるとなんだか嬉しくなってしまう。「まぁまぁだけどね」なんていいながら、ぜひとも辰も巳も評価されるまでに彫りこんでやろうと決意する。

2014年1月6日月曜日

ギャップ・イヤー

「ギャップ・イヤー」

イギリスで生活をしていると良く耳にする言葉であるが、通常高校卒業から大学入学までの期間を言う。その期間に、大学では出来ないボランティアや旅行などの経験をするのに使われる時間であるが、太陽暦を使う国で育ち、太陰暦を使う国で生活していると、元旦から中華新年までの約1ヶ月の時間が、なんともちゅうぶらりんな期間として現れる。

新年を迎えたはずなのに、また新年がやってくる。
まさにギャップ・イヤーの時間。

ということは、ある意味巳年がまだ継続中ということで、終わっていない木彫りに対して言い訳として使用する事にする。

「一年という長いスパンで取り組む」なんて言いながらぜんぜん進んでないじゃない?と嫌味たっぷりに聞いてくる妻。

「うんこまだ彫らないの?」

といってくるので、「ギャップ・イヤーで終わらせますから」と強がってみるが、あと一ヶ月・・・。必死に蛇を木の塊から解放してやらないといけないかと頭を抱えて彫刻刀を手にする。

2013年7月4日木曜日

とぐろ


この時期、日が暮れた後の胡同を自転車で走っていると、犬や猫などの小動物らしきシルエットが避けるように足元を駆けていく。

轢かないようにと避けながら、きっと今宵もこの迷路のような道のどこかで、胡同の主がむくりと寝床から起きだし、夜の街へと出て行く姿を想像する。

そんなことを思いながら道を進んでいくと、別の寝床のイメージが頭によぎる。

暗い森の奥地。ぽっかりと開く横穴。

その奥は外部よりも幾度か温度の低いひんやりした暗闇が横たわる。
その闇の中にとぐろを巻きながら、長い身体を横たえて、深い眠りに潜む大蛇の姿。

うっかり穴に足を踏み入れて、小枝でも踏みつけたものなら、
その音を逃すことなく聞き取って、優雅に頭をもたげ、
音も無く入り口に向かって、その長い首を伸ばしながら、
紅く長い舌をペロリと出す姿を想像する。

湿度の高い夏の夜に、
夜空を漂うような勝手な妄想によって、
背筋にゾクリと震えを覚える。

そんな妄想が脳裏から離れず、いつもは追い込まれながら、駆け込むようにゴールに飛び込んでくる動物達の姿を追いながら一年を終えるが、今年の様に神々しいその姿にせこせこした振る舞いは似つかわしくないと思い立ち、6ヶ月の猶予を持って木彫りに着手することにする。

その下絵の参考にと、ネットで参考になるような作品を探しながら、妖しくそして艶かしいその姿にうっとりしていると、横から覗いてくる妻が言い放つ。

「やめてよ、そんなの気持ち悪い。
うんこみたいだし、家の中にあったら気持ち悪い」

と・・・

「???」

何を言っているのか一瞬分からなかったが、どうも「とぐろ」が彼女の想像力を刺激したようである。


「正確に彫れるほどまだ腕が無いから大丈夫だけど、それでも踏んじゃわないように気をつけてね。」

と言い放ち、完成後は我が家の中にも安心できる横穴と寝床を探してあげないといけないなと勝手の妄想を続けることにする。

2012年12月17日月曜日

干支に一匹足すとしたら


年賀状を準備し出すこの時期、やはり来年の干支がなんだっけとその順序に思いを巡らす。

ネズミ、ウシ、トラ、ウサギ・・・

想像上の動物まで含まれ、各人なかなか個性の立ったメンバーとなっている。選んだ人はなかなかのセンスを持っているなと思わずにいられないが、その人が干支を選んだ時は今ほど世の中の事が解明されておらず、検索すればすぐに動物名一覧などが出てくる時代でもなかったはずなので、この選抜はある意味、現代日本のアイドルグループのメンバー選抜以上に、当時の知識人にとっては一大事業だったに違いない。

そういうことを考えると、本来このチームに入るべき能力・魅力があるにも関わらず、当時の情報が足らなかったためにメンバーとして何百年も光を浴びることなく、ステージの袖から選抜メンバーを苦々しく思いながら眺めていた動物がいるはずだと思わずにいられない。

その境界線のちょっと外にいた動物はなんだろうか?

などと年賀状のデザインをしなければいけないのだが、その作業からの現実逃避に思いを巡らせる。トラは何だかちょっと距離をおいて人の意見を聞かずにボスっぽいし、蛇は暗闇でじっとりこっちをみてねちっこそうだしと、何て考えているとキャラが被らずなかなかの配置計画だと気づくことになる。

足りてないのは既得権を食いつぶすパワーを持つ圧倒的な凶暴性ではないかと、それならワニしかいないとやたら納得して妻に伝えると、そんなの「ゾウ」に決まってるじゃんと一蹴され撃沈。自分もその言葉に納得して、現実逃避終了。

2012年12月10日月曜日

辰の追い込み


一日というスパンで気持ちが浮き沈みしたり、
一週間というスパンであれこれと心配したり、
一ヶ月というスパンで出来たことや出来なかったことに思いを馳せたりと、
短いスパンでキョロキョロと向かう先を失うのではなく、
もっともっと長いスパンからの視点で今日の時間を捉える。
一年という比較的長い時間を与えてで何かをすることで、
逆に一日を過ごす心を安定させる為にと始めたのが干支の木彫り。
手を動かすことの重要性を忘れないことも含めて、
その年の干支を一年のいろんな時期に掘り込んでいく。
良いときも悪いときもある一年で、その時々の思いをこめて掘り込んでいく。

一年あるから数ヶ月触らなくても、まだまだ時間があると心の余裕も得られる。
そして大晦日にできているところまでが、その年を過ごした自分の姿だと認め、
新年と共に次の干支が現れてくるであろう木の塊に向かうことにする。

1年というスパンの積み重ねが12個連なり、それぞれの年の干支に囲まれる、
12年というかなり長いスパンを閉じてくることになるだろうという願いを込めての木彫り。

最初の一年で掘り出したは随分でぶっちょで、ウサギというよりはネズミの様になってしまっているが、様々な変化を体験した2011年の自分を姿を見るようでそれはそれで納得している。

今年は辰だと、まだまだ余裕をこいていたらすっかり師走に突入し、流石に尻に火が着いて日本で玄翁とのみを購入し、竜の落とし子っぽく縦長の辰を見据えて刀を入れていく。

残り20日間。どこまで彫れるかラストスパートだと大晦日にもう一つの楽しみを得て迎える氷点下の北京の12月。