ラベル 阿川佐和子 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 阿川佐和子 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2013年3月15日金曜日

「聞く力―心をひらく35のヒント」 阿川佐和子 2012 ★


妻が好きで見ている「サワコの朝」をたまに一緒に見ると、どんな相手も昔からの知り合いのように話を聞きだすその力量はTVタックルの激しいやりあいとはまた違ってなかなか見所があるなと思わず二いられない。

そしてバカ売れしたというこの新書。実家の机にあったので「読んだの?」と母に聞くが、いつも途中で止めるくせに、読んだかのような体を取りたがる母親らしく、訳の分からない言い訳をするので、「なら持っていくよ」と手にした一冊。

ベストセラーと期待したのだが、ほとんど目次が全てを物語っている気がするので、目次を備忘録として目次を示しておくことにする。
-------------------------------------------------------
1 聞き上手とは
1 インタビューは苦手
2 面白そうに聞く  
3 メールと会話は違う   
4 自分の話を聞いてほしくない人はいない
5 質問の柱は三本
6 「あれ?」と思ったことを聞く
7 観察を生かす
8 段取りを完全に決めない
9 相手の気持を推し測る
10 自分ならどう思うかを考える   
11 上っ面な受け答えをしない

2 聞く醍醐味
12 会話は生ものと心得る
13 脳みそを捜索する
14 話が脱線したときの戻し方
15 みんなでウケる
16 最後まで諦めない
17 素朴な質問を大切に
18 お決まりの話にならないように
19 聞きにくい話を突っ込むには  
20 先入観にとらわれない 

3 話しやすい聞き方
21 相づちの極意   
22 「オウム返し質問」活用法    
23 初対面の人への近づき方
24 なぐさめの言葉は二秒後に
25 相手の目を見る
26 目の高さを合わせる
27 安易に「わかります」と言わない
28 知ったかぶりをしない
29 フックになる言葉を探す
30 相手のテンポを大事にする  
31 喋りすぎは禁物?
32 憧れの人への接し方   
33 相手に合わせて服を選ぶ
34 食事は対談の後で
35 遠藤周作さんに学んだこと   あとがきにかえて
-------------------------------------------------------

2012年11月2日金曜日

「スープ・オペラ」 阿川佐和子 ★★★



最近知り合ったフランス人のおじさんは長いこと大阪に住んでいて、フランス人らしくお洒落なんだけど大阪弁で「そやろー」と話しかけてくる姿はかなりのギャップがある。

中国語も勉強中でかなり流暢にしゃべるので、英語と中国語と日本語を使って会話をするのだが、飄々としているその振る舞いどおりに会話もなんだか軽々とどこかに飛んでいきそうな感じである。

最初に会ったのは、妻の通う語学学校の校外活動で万里の長城に行くというので参加した時に、「ランチ持参のこと」というお報せにも関わらず荷物を持つのが嫌だからということで、現地の売店で入手したドライフルーツだけを購入し、2時間近く歩いた後の昼食でポリポリドライフルーツをかじっている姿を見て、流石にそれは厳しいだろうといくつかおにぎりをあげたとこから関係は始まったので、その内桃太郎の話を教えてあげようと思っているのだが、久々に北京に戻ってきたというので一緒にご飯にいったら、今度はまたまた面白そうなフランス紳士を連れてきてくれて、妻と二人で大盛り上がり。

その食事中に、きっとトニーさんというのはこんな人なんだろうと、ふと想像する。

美人エッセイストであり、聞く名手の著者は、女性として、そして娘として、とてもしっかりとした時間を歩んできたんだろうと思わせ、同時に家族や恋人とも豊かな関係性の中で人生を過ごして来たのだろうと思わずにいれら無くなる素敵なお話。

人生を進めていく中のそれぞれのステージで必要な体験や経験をしっかりとこなし、その時々に出会う人たちとしっかりと向き合って時間を過ごし、自分自身を偽ることなく正直に歳を重ねる。簡単そうで意外と難しいことをしっかりとこなしてきた人だからこそ見える風景であ