2026年7月7日火曜日

小暑 (しょうしょ 二十四節気の11番目)

 

決勝トーナメントの1勝という扉は、今回も開かず。 
悔しさは4年後に託して、ここからは世界のトップたちの熱い戦いを楽しむことにする。

北中米のワールドカップに、ロンドンのウィンブルドン。 
どちらも観たいけれど睡魔には勝てず、毎朝ニュースをチェックするのが日課に。

欧州の記録的な熱波のニュースを余所に、アジアはまだ涼しく長い梅雨の真っただ中。
本格的な夏の到来はもう少し先になりそうである。

暦は「小暑」を迎え、4年に一度のお祭り騒ぎもいよいよフィナーレへ。 
最後にあの黄金のカップを掲げるのは一体どの国か。
そんな想像を胸に、静かな雨の季節を楽しみたい。 



七夕

 

奇数の重なりも、すでに4つ目。 
「七夕」を迎えた今日、ふとそんなことを思いながら夜空を意識する。


暑さも徐々に厳しさを増し、そろそろ蝉の声も聞こえてきそうな季節。
浴衣に身を包んだ人々で街中がどこかふわふわと浮き立つような、夏祭りの夜が恋しくなる頃。


今年の夏も、様々な場所で彦星と織姫のような美しい再会を果たす人々がいることを、
夜空を見上げながら願わずにはいられない。
 
そんな温かな風景に思いを馳せつつ、
心待ちにしていた村上春樹の新刊を静かにめくる七夕の夜。 

2026年6月21日日曜日

夏至 (二十四節気の10番目)

 

どこかに美しい村はないか
一日の仕事の終りには一杯の黒麦酒
鍬を立てかけ 籠を置き
男も女も大きなジョッキをかたむける
 
どこかに美しい街はないか
食べられる実をつけた街路樹が
どこまでも続き すみれいろした夕暮は
若者のやさしいさざめきで満ち満ちる
 
どこかに美しい人と人との力はないか
同じ時代をともに生きる
したしさとおかしさとそうして怒りが
鋭い力となって たちあらわれる

——茨木のりこ「六月」(『見えない配達夫』所収)

地球の地軸が23.4度傾いているおかげで生み出される、豊かな季節の変化。
その変化のピークを示す二至の一つである夏至の日には、
日常では流れていってしまうような長いスパンの時間に想いを馳せたい。
そんな時に思い出されるのが、 今年、 生誕100年を迎える茨木のりこの詩。
人間らしく美しい街並みや人と人との温かい結びつきを、
仲間たちと共に力を合わせて形にしていきたいと、願う夏至の一日。






2026年6月11日木曜日

RIBA International Awards for Excellence 2026

 

I would like to express my warmest congratulations to the teams behind the West Wusutu Village Community Centre in Hohhot and the Beijing Performing Arts Center for winning the RIBA International Awards for Excellence 2026 

It was a privilege to serve as an Awards Ambassador for these projects. Having deep conversations with the architects—who spent years thinking about how to improve society through their work and poured their energy and knowledge into it—was truly inspiring. While both projects emerge from vastly different social backgrounds, they both demonstrate an exceptional quality of design and a profound commitment to working with the local community and context.

RIBA International Awards for Excellence 2026

West Wusutu Village Community Centre in Hohhot







Beijing Performing Arts Center








2026年6月6日土曜日

芒種 (二十四節気の9番目)

 

建築というのは、設計から竣工まで本当に長い年月がかかるものである。
我々が手掛けるプロジェクトは規模の大きなものが多く、
一つの建築が完成を迎えるまでに5年以上の歳月を要することは日常茶飯事でもある。
そんな中、今年の前半はいくつものプロジェクトが立て続けに竣工を迎えた。
長い時間をかけ、数え切れないほど多くの人が関わり、ついに社会へと手渡される。
そして人々に使われることで、ようやく建築に命が吹き込まれていく 。
穀物の種を蒔く時期を意味する「芒種」の季節。
何年も先に芽を出すであろう様々なプロジェクトの種に、
大きく健やかに育つようにと、改めて願いを込める 






2026年5月21日木曜日

双子座 (Gemini) 5月21日-6月21日

 

牡牛座の特徴は地に足がついていて、自分の好きなことがはっきりしていて、それを貫く人が多いというが、身の回りの大切な人たちを思い浮かべると、なるほどなと納得させられる。久しぶりに会う友人の誕生日を祝いながら、その変わらないまっすぐな心持に改めて感心する。
 
そんなどっしりした牡牛座の季節から、動きや流れを表す双子座へ。眩しい太陽の下、様々な動植物が生き生きと成長を見せてくれる季節へと移り変わっていく。
 
アルカラスの不在は寂しいものの、シナーがどこまで上り詰めるのか楽しみな全仏オープンが始まり、CLリーグ決勝、そしていよいよ開幕するワールドカップへと、熱いスポーツの季節が幕を開ける。
 
多くの移動と出会いを経験した牡牛座の一か月で得た気持ちをしっかりと消化し、日々の生活や仕事へと還元しながら、本格的な夏を乗り切心と身体を整えていきたい。





小満 (二十四節気の8番目)

 

念願のオスロ・オペラハウスでは素晴らしいBOHの在り方に触れ、ドブロブニクではクロアチアワインの奥深さを知り、ロンドンでは建築の世界の幅広さを改めて実感する。そんな濃密な立夏の季節を経て、いよいよ緑が眩しく輝く小満の季節へと移っていく。

行く先々で出会う人々は、誰もが自分の仕事に誇りを持ち、それを心から楽しんでいるのが伝わってくる素晴らしい方ばかり。

そんな出会いから受け取った大きなエネルギーを大切に。目の前のプロジェクトと、その奥に広がる大きな社会をしっかりと意識しながら、一つ一つの仕事に誠実に向き合う二週間にしていきたいと思う。