2026年10月24日土曜日

蠍座(Scorpio) 10月24日~11月22日

 

一か月前に天秤座の木彫りを飾ってから、
その姿を目にする機会もあまりないまま、蠍座の木彫りへと置き換える。

地球規模の時間の流れを感じさせるような、さまざまな風景に出会った一か月。
それらの体験を少しずつ時間をかけて消化し、
これからのプロジェクトへと還元していきたい。

毎年この季節は、アカデミックな活動に関わる機会が多くなる時期でもある。
今年も若い学生たちの思いに触れながら、
かつての自分の気持ちを重ね合わせ、
前を向いて歩みを進める勇気を、自らの中から絞り出す。
そんな時間の過ごし方につながることを願っている。



2026年10月23日金曜日

霜降 (二十四節気の18番目)

 

二つ前の秋分の頃から移動を繰り返し、
寒露へと移ろう季節をさまざまな場所で感じながら、
ようやく日常を取り戻しつつあると思ったら、季節はもう霜降に。

やらなければと思いながら、まだ済ませられていない衣替え。
日に日に冷え込む朝晩の気温の変化に対応しきれないまま、
慌ただしく日々を過ごしている。

昨年は、心が震えるような大谷の活躍とドジャースの快進撃に、
毎日、MLBのポストシーズンから目が離せなかった。
今年はミルウォーキーとタンパベイがどんな街なのかを調べながら、
新たなチャンピオンの誕生を楽しみに見届けたい。

長い年月をかけて取り組んできたプロジェクトも、オープニングを迎えてひと段落。
慌ただしい日々を駆け抜け、少しずつ日常へと戻りながら、
次なる挑戦へと気持ちを向かわせる、そんな晩秋にしていこう。 




2026年9月9日水曜日

重陽(ちょうよう) 五節句 9月9日

 

奇数の数字が並ぶ五節句も、最後の重陽を迎えた。

昨日の夕方には、空いっぱいに広がる鰯雲を眺めながら、
低気圧の接近とともに、確かな季節の移ろいを感じる。

次に見上げる満月は、中秋の名月。

今年はどこで見ることができるのだろうと想像しながら、
いつもとは少し違う秋の景色に出会えることを楽しみにする。 




2026年9月7日月曜日

白露 (はくろ 二十四節気の15番目)

 

二十四節気も15番目を迎える、白露の季節。

二年計画で進めていた木彫りも、ついに追いつかなくなってしまった。
掘りかけの残りの木片を手に取りながら、
この木の中から生まれてくる季節の形を想像し、
アメリカで過ごす今年の秋へと思いを巡らす。

12年の年月を経て、ついにオープンを迎えるルーカス・ナラティブ・アート美術館。
これまでに費やしてきた時間と、ともに過ごしてきたチームのことを思い返しながら、
この先、この美術館を訪れる多くの人々の姿を想像する。

その長い時間の先に迎える、記念すべきオープニングの日を、
静かに、そして心から祝いたい。 

2026年8月23日日曜日

乙女座 (8月23日~9月22日)

 

昨晩、空を見上げると、綺麗な上弦の月が浮かんでいた。

もうすぐ訪れる満月の次には、すでに中秋の名月が待っているのかと思うと、
今年はどこでこの月を見上げるのだろうと、カレンダーをめくる。
季節は確実に秋へと移ろい始めているのだと実感する。

西へ東へと、移動が重なる乙女座の季節。
地上の忙しない動きを気にすることなく、
天空ではゆったりと、一年の巡りが静かなリズムを刻んでいる。

そんなことを意識しながら、心を乱すことなく、新しい景色を見てこよう。 





処暑 (二十四節気の14番目)

 

甲子園が終わるとともに始まる、処暑の季節。

開会式での「いい顔をして野球をしよう」という選手宣誓の言葉の通り、
今年も胸が熱くなる数々の瞬間を楽しませてくれた15日間が、智辯和歌山の4度目の優勝で幕を閉じた。

直前に地震に見舞われた熊本代表・有明高校の機動力野球や、
白樺学園の二年生二遊間による見事なダブルプレーなど、
今年もいくつもの素晴らしい瞬間を記憶に刻んでくれた大会だった。

3年生の多くが野球を離れるこの大会を終えたその瞬間から、
チームは秋の大会へ、そしてその先にある春の選抜を目指して、すでに動き始める。

一年の巡りの中に確実に訪れる一つのピークを越え、
次の巡りへと時計の針を進めていく処暑の季節。

下級生を中心としたチームが多く活躍した今年の甲子園だけに、
来年はいったいどんなドラマが待っているのか、今から楽しみでならない。 


 



2026年8月7日金曜日

立秋 (二十四節気の13番目、 四立 )

里山の奥に建つ、麻をたっぷりと使った友人の家を出ると、
目の前を鬼蜻蜓がすっと横切っていく。
その姿を目で追っていると、
森の奥から「ケケケケケケケ」とヒグラシの鳴き声が聞こえてきた。

暦の上では今日から秋が始まると言われても、この暑さでは信じられない――
そんなやり取りを毎年のように交わす時期だ。
それでも、鬼蜻蜓やヒグラシに出会うと、季節は確かに巡っているのだと気づかされる。

「誰でも人生の中で、ふと立ち止まり、自分の歩いてきた道と、
これから進むべき方向を見つめ直す時がある。」
             ── 星野道夫

人生にとって本当に大切な時間を意識して過ごせる秋となるように。
そのための準備を、一歩ずつ進めていく立秋の季節にしたい。