2014年3月18日火曜日

ニュースしての広告

朝起きてテレビをつける。脳を目覚めさすのにちょうど良い程度の「軽さ」を持ったワイドショーにチャンネルを合わせる。

そんなワイドショーで最近特に目につくのが、「あるタレントがCM撮影の現場でこんなハプニングがありました」、「こんなお茶目な一面を見せてくれました」といったニュース。そしてそのCMは得てして番組や局のスポンサー企業のもの。

「せっかく撮影したCMを、CMとしてだけでなく、ニュースとしてもお茶の間に届ければより一層の広告効果があるのでは?」といった広告代理店の安易な新潮流なのか、それともステルスマーケティング(ステマ)が叩かれ使えなくなったので、ニュースという冠を被せることで、新たなステマ方式の商品刷り込み作戦としか思えない。

そういうニュースをしゃべっているアナウンサーを見ていると、さぞや虚しく感じているのだろうと勝手に想像力を膨らませてしまう。タレントが違う番組に出演して番組宣伝をするのはまだ理解できるが、こうしてワイドショーにニュースとして広告を刷り込んでくる様子を見ていると、こうして番組内で取り上げてもらうことまで含んで広告費だとしている企業と広告代理店の想像力の無さに別の虚しさを感じずにいられない。

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