2018年5月27日日曜日

「「ラクして速い」が一番すごい 」 松本利明 2018 ★★

松本利明 

「生産性と効率化だけを求めると、人はいつか燃え尽きます。」

この本の中でも言われるように、いかに効率を上げて仕事をこなそうとしても、現代のような情報社会の中で、生身の身体で向かっていけば、おのずとそこには限界があり、行き着く先は身体を壊すか、精神をやられるかのどちらかになるのは間違いない。

それが頭で分かっていても、一日に処理しなけばいけない事象は加速度的に増えていき、行わなければいけない判断と、それに伴う指示というコミュニケーションも数年前とは比べ物にならないほどに多くなってきている。

「限界」が訪れるのはそう遠くない未来だなと思うからこそ、根本的に仕事への取り組み方を考え直さなければと考え始めてこの数年。その一環としてふと手にした一冊。

まずは、物事の整理整頓をしっかりし、必要ないものを抱え込まず、残ったものに優先順位をつけて、どうにかなるさと小さな失敗に捉われることなく前に向かうこと、それを繰り返すのみということのようである。
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目次
1章 一発で決める
2章 スパッと割り切る
3章 抱え込まない
4章 組織の「壁」を利用する
5章 自分で「できる」ようになる
おわりに
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2018年1月29日月曜日

情報の過剰摂取

食事でも取り過ぎは身体に良くない。
「もう少し・・・」
と欲をだせば、ぐったりと動けなくなる。
腹八分。なんでも、適度が一番。

同じように現代社会では多くのものが身体に入ってくる。
その中で近年加速度的にその量を増やしているのが「情報」。

仕事、テレビ、新聞、ラジオ、ブログ、スポーツ、バラエティー、読書、習い事・・・・

意識をしなければ、一方的に増えるだけ。
食べ過ぎた後にぐったりしてしまうのと同様に、
これだけの情報を無意識に身体に入れ込んでいれば、
身体が、脳がいったいどうなってしまうのか。

情報の断捨離。
収納と同じく、スペースに3割ぐらいの余裕を持たせることを理想に。
情報をフィルターし、しっかりと棚の中に片付ける。
その為に、中華新年を機に、どれが必要で、何が要らないのか、
仕分けをしっかりして次の一年を迎えることにする。

栄養過多にならないこと。
それを目標に過ごす一年にしたいものである。

2018年1月26日金曜日

展覧会 「The Storytellers – Chinese Contemporary Art」 EU大使館 2018


北京を離れる友人夫妻の送別会で知り合ったのが、EUの中国大使をされている旦那さんとその日本人奥様。その繋がりで、大使館の裏にある大使邸で開催される展覧会のお誘いを受けたので、せっかくだからと少し早めに仕事を上がり向かうことに。

中国美術学院を中心に、比較的まだ若いアーティストの作品を紹介する展覧会らしく、一点、とても素敵だなと思える作品に出会う。大使夫妻に挨拶したり、10年ぶりになる知り合いに再会したりとしているが、どうにもこうにもその作品が気になるので、せっかくだからと その作家さんと話をし、担当ギャラリストにも詳しく聞いてみることに。

「こういうのは出会いだから・・・」と自分を言い聞かせ、思い切って購入することに。

新しい一年の日常空間に、自分が気に入った作品が一つあるというのを楽しみにして、
中華新年まで残り少ない日々をまた頑張ろうと気合を入れる。





2018年1月21日日曜日

季節の風物詩 都道府県対抗男子駅伝2018


松の内を終えたらあっという間に二十四節気最後となる大寒を向かえ、やはり一番冷え込む時期だなぁと思いながらテレビをつけると、新年の到来を告げるスポーツの風物詩の最後となる都道府県対抗駅伝の男子の大会が行われている。

駅伝ファンにとって堪らないのは、クリスマスから始まった駅伝シーズン、京都・都大路を舞台とした高校駅伝。元旦の群馬を舞台としたニューイヤー駅伝(実業団)、そして2日3日と二日に渡って東京から箱根までを往復する箱根駅伝(大学生)、それぞれで画面を彩った様々な選手が、今度はそれぞれの出身地に戻り、都道府県のチームとして今度は広島を舞台に熱い戦いを繰り広げるということで、一ヶ月近い駅伝シーズンを走馬灯の様に振り返りながら楽しめるという何とも贅沢な大会。

テレビ放送も、高校駅伝がNHKで始まり、ニューイヤー駅伝がTBS、箱根駅伝が日テレで最後に都道府県対抗駅伝でまたNHKへと一周するなんとも駅伝っぽいではないかと思いながら、広島から宮島までの海沿いの道を往復するコースを眺めながら、今度の休みは久々に広島だなと心に決めながら応援する。

最終区で見事な逆転を成し遂げた埼玉の優勝で終えた大会であったが、福岡の中学生・石田洸介の圧巻の15人抜きのシーンは、来年の高校駅伝でスーパールーキーとしてすぐに出てくるのだろうと新しい楽しみを与えてくれて、5区の高校生区間で前評判通りに区間賞を獲得したのは、高校駅伝で優勝した長野の佐久長聖高のエース・中谷雄飛。高校駅伝同様強気のレース展開を見ていると、こちらも来年の箱根駅伝に一年生選手としてでてくるのではと楽しみは膨らむばかり。

そして最終区で見事な逆転を演じた設楽悠太は青学が台頭する前の箱根駅伝で黄金時代を築いた東洋大学の中心選手。2月に開催される東京マラソンでの昨年のリベンジが期待される日本屈指の長距離ランナーであり、その実力を遺憾なく発揮した姿を見ると、東京マラソンが更に楽しみになるばかり。

京都、群馬、箱根に広島と舞台を違えながらも一年この晴れ舞台を必死に追いかけてきた選手たちが繋いだタスキ。そのタスキで描かれた様々なドラマはまた新しい一年を経て来年この場所へ新しいドラマを描きに戻ってくると思うと、スポーツという季節の風物詩に感謝しながら、花の内ボケしている頭をそろそろ日常へともしていくことにする。

福岡の中学生・石田洸介




2017年12月24日日曜日

季節の風物詩 高校駅伝


今年はクリスマスイブに重なった全国高校駅伝。京都・都大路を舞台にした高校生長距離ランナーの決戦の日。年末の風物詩となったこの大会は、「都大路」と検索するとほぼこの高校駅伝関連のサイトや画像で埋め尽くされるほど、すっかり世間に定着している。

年末年始の様々なスポーツの祭典の始まりの合図を鳴らすかのように、冬の寒空の下、仲間からの声援を背中に受けて、徐々に沁みこむ汗と思いでじっとりと重くなる襷をつなぎ、新年をすぐ目の前に迎えてた古都をマラソンと同じ42.195キロをチームとして駆け抜けていく。

高校駅伝ならではのスピード勝負。一区ごとに先頭が入れ替わる手に汗握る展開と、昨年の雪辱に燃える伝統校同士の戦いと、一年で成長した生徒たちの姿を見ながら、「あぁ、今年も一年が過ぎたのだな」と感傷に浸るのに持ってこい。

男子は下馬評通り、長野の佐久長聖が迫る岡山の倉敷を振り切り、4区間で区間賞を獲得する圧巻の勝利。昨年は3位に倉敷、4位に佐久長聖だった為に、チームの総合力が感じられるレース展開であった。昨年優勝の広島・世羅が20位に終わったこともあるが、1,2年生が多数を占めた佐久長聖は来年も間違いなく優勝候補だろうと胸を熱くする。

女子は昨年の15位から圧倒的な強さで優勝した宮城の仙台育英。こちらも昨年優勝の広島・世羅が9位に落ち込むなど、やはり高校駅伝は有力選手の卒業によって、毎年その勢力図が変化するのも魅力であるが、2位に入った長野・長野東や、男子の3位に入った宮城・仙台育英など、やはり強豪県というのはあるのだなと改めて理解する。

毎年、コースのアップダウン、中継点など徐々に詳しくなっていきながら、いつかは、いつかは、この冬の寒空の下、道の脇で選手が駆け抜けていく姿に声援を送りたいと願いつつ、そうだったら、どこで応援しようかと考えを巡らしながら年末へと突入する。





2017年12月16日土曜日

「オリエント急行殺人事件」 ケネス・ブラナー 2017 ★★


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スタッフ
監督:  ケネス・ブラナー( Kenneth Branagh )   
脚本: マイケル・グリーン(Michael Green)
原作: アガサ・クリスティ 「オリエント急行の殺人」
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ひたひたと今年の終わりが忍び寄るようにして近づいてくるのを感じると、どうしても「今年の一本」はなんだったろうかと焦りを感じる。そんな折に、テレビでやたらとプロモーションをしているのを目にしたのが、イギリス人俳優で映画監督でもあるケネス・ブラナー( Kenneth Branagh ) によって、リメイクされた「オリエント急行殺人事件」。言わずと知れたイギリスのミステリー作家、アガサ・クリスティ (Agatha Christie)によって書かれたミステリー小説。

1974年にも映画化され世界中で大ヒットとなったが、今回は豪華キャストでリメイクということで、大々的なプロモーションも手伝い、「これはぜひとも映画館で」と思い立ち妻を誘って映画館へ向かうことに。

立ち往生する列車に限られた乗客。その中で起こる殺人事件という典型的なクローズド・サークルはややもすれば、古臭いミステリーに感じでしまうが、それは 1934年の原作を忠実に守ったということで目もつぶり、随所に使われるドローンによるカットも有効的に使われて、キャストに負けないほどの豪華な衣装や内装も、古き良き時代のヨーロッパの雰囲気を充分に楽しませてくれる一本。

ケネス・ブラナー( Kenneth Branagh )

エルキュール・ポワロ(世界一の名探偵): ケネス・ブラナー
エドワード・ラチェット(2号室,アメリカ人 実業家. ギャングで富豪) : ジョニー・デップ 
キャロライン・ハバード夫人  (3号室,アメリカ人,未亡人): ミシェル・ファイファー  
メアリ・デブナム(11号室,イギリス人,家庭教師,アーバスノットと近しい): デイジー・リドリー 
ドクター・アーバスノット(15号室,イギリス人黒人の医師,デブナムと近しい)  : レスリー・オドム・Jr  
ドラゴミロフ公爵夫人(14号室,ロシア人):ジュディ・デンチ
ヒルデガルデ・シュミット(8号室,ドイツ人,ドラゴミロフ公爵夫人のメイド): オリヴィア・コールマン
ゲアハルト・ハードマン(16号室,アメリカ人,教授): ウィレム・デフォー
ヘクター・マックイーン(6号室,アメリカ人,ラチェットの秘書): ジョシュ・ギャッド 
ルドルフ・アンドレニ伯爵( 13号室  ,ハンガリー人外交官)  : セルゲイ・ポルーニン  
エレナ・アンドレニ伯爵夫人(12号室,ハンガリー人): ルーシー・ボイントン

ピラール・エストラバドス(10号室,宣教師): ペネロペ・クルス
ビニアミノ・マルケス(自動車のセールスマン): マヌエル・ガルシア=ルルフォ
ピエール・ミシェル(オリエント急行の車掌):マーワン・ケンザリ

2017年11月28日火曜日

「スタンフォード式 最高の睡眠」 西野精治 2017 ★


師走の足音が聞こえてくると、毎年の様に今年の「流行語大賞」の話題が街を駆け抜ける。そのノミネートの中の「睡眠負債」は2017年によく耳にした新語であり、特にNHKの力の入れ様は凄まじかった。


これは長年「睡眠」を研究しているアメリカのスタンフォード大学の研究者が提唱したもので、長年に渡る睡眠不足は花粉症の様に、徐々に身体に蓄積され、後に心身ともに大きな悪影響を及ぼすというもの。

新聞広告でも大きく取り上げられ、書店でも平済みされているこの著書はどうやらかなりの売れ行きの様子で、「一生付き合うものならば、この年代で見直すもの悪くないか・・・」と手に取った一冊。

テロップだらけになったテレビ番組の様に、懇切丁寧に各ページのキーポイントはボールド体のフォントに線まで引いてあるので、まず著者の意図を読み違えることは無さそうであるが、なかなか決定的なポイントがでてこなく、じりじりしながら読み進めることになる。

最終的にはこれといって目から鱗の様なことはないのであるが、大切なのは人生の中で多くの時間を費やす「睡眠」に改めて意識を払って日常を過ごすようになるということが重要なのだろうと、いつもどおりの就寝時間を目指して夜の時間を過ごすことにする。

西野精治