「関アジ、関サバ」とよく耳にしていたが、それがどこのものかはまったく意識しておらず、大分の佐賀関(さがのせき)で獲れるアジとサバのことで、美味しいことからブランドとして取り扱われているということなので、せっかくならばと足を伸ばしてみることにする。
この佐賀関は、元々は大分県北海部郡佐賀関町であったが、2006年に大分市に合併され現在は大分市の一部として人口およそ3000人という小さな町である。豊予海峡に面して、水温の変化が少ないことからプランクトンが豊富に発生し、そのためにこの地域で生育するサバは非常によく育つということでブランド化されていったという。
「サバやアジがブランド化?」と少々疑問に思うが、やはりこの関アジが広まるまでは非常に低価格で取引される魚であったが、この関アジ、関サバが美味しいと知られるようになり、徐々に高級ブランドとしての認知が広がり、出回るようになった偽者との差異化の為に1996年に水産品として全国初となる商標登録を行ったという。
そんな訳で地元で有名な料理屋さんに入り、妻が関サバ、自分が関アジの定食を注文し、コリコリする食感は確かになかなかのものであるが、これほどのお値段を出すものなのか・・・と主ながら、この地の名物「クロメ」の入った味噌汁をありがたくいただいて、大分へと戻ることにする。
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