到着後、どうにも現金が無いのはいかにも心もとないと、念のためにと出発前の北京空港にて、いくらかサウジ・リヤルSR(SaudiRiyal)に両替をしておく。乗り継ぎのドバイの両替所で確認すると、日本円も中国元も問題なくリヤルへ両替でき、そのレートも北京よりもよっぽど良い。
国際色豊かなドバイ国際空港(Dubai International Airport)だが、サウジの首都であるリヤド向けの便の搭乗口にでは、すでに「トーブ」と呼ばれる足首まですっぽりと被る白の布の民族衣装の男性と、「アバヤ」と呼ばれる黒色の布をまとった女性の姿が多く見られるようになり、徐々に「異国感」が高まるのを感じる。
リヤドの玄関、キング・ハーリド国際空港(King Khalid International Airport)に到着すると、調べてきたように、むやみに写真を撮らない様に気をつけて、時間がかかるという入国審査の列に並ぶ。が、早朝ということもあったからなのか、びっくりするほど列は短く、その手前ではセルフィーをするアバヤの女性の姿がチラホラ・・・。日本人だと分かった入国審査官の男性は、「今度日本に桜を見に行くんだ」と嬉しそうに話してきて、入国審査も数分で終了。
「ん?」と思いながら、写真を撮っていると誤解を受けないようにと、携帯を出すのを避けながら荷物受け取りまでいくが、周辺には半袖のラフな姿で携帯を出してSNSに興じながら荷物を待つ人々の姿。思ったよりも早く出てきた荷物を受け取り、外に出るとクライアント手配のドライバーがボードを持って待っていてくれ、一緒になって空港の外へ。「車を回してくるから、ここで待っていてください」と言われるままに、車寄せで周囲を観察しながら暫く待つことに。
国際色豊かなドバイ国際空港(Dubai International Airport)だが、サウジの首都であるリヤド向けの便の搭乗口にでは、すでに「トーブ」と呼ばれる足首まですっぽりと被る白の布の民族衣装の男性と、「アバヤ」と呼ばれる黒色の布をまとった女性の姿が多く見られるようになり、徐々に「異国感」が高まるのを感じる。
リヤドの玄関、キング・ハーリド国際空港(King Khalid International Airport)に到着すると、調べてきたように、むやみに写真を撮らない様に気をつけて、時間がかかるという入国審査の列に並ぶ。が、早朝ということもあったからなのか、びっくりするほど列は短く、その手前ではセルフィーをするアバヤの女性の姿がチラホラ・・・。日本人だと分かった入国審査官の男性は、「今度日本に桜を見に行くんだ」と嬉しそうに話してきて、入国審査も数分で終了。
「ん?」と思いながら、写真を撮っていると誤解を受けないようにと、携帯を出すのを避けながら荷物受け取りまでいくが、周辺には半袖のラフな姿で携帯を出してSNSに興じながら荷物を待つ人々の姿。思ったよりも早く出てきた荷物を受け取り、外に出るとクライアント手配のドライバーがボードを持って待っていてくれ、一緒になって空港の外へ。「車を回してくるから、ここで待っていてください」と言われるままに、車寄せで周囲を観察しながら暫く待つことに。
確かに乾燥した空気と赤土っぽい周囲の風景、そして何をしているのか分からない人たちがぶらぶらしているのは、異国に来たなという緊張感を与えるが、それでも思っていたものよりはいくらかレベルが低く感じずにいられない。それでも、油断しないようにと車で戻ってきた運転手に車内で、「ここらへんは写真は撮ってもいいものなのですか?」と尋ねると、「もちろん、もちろん。何なら止まりましょうか?」と言うので、それには及ばないが車内から流れる風景をカメラに収めつつ、まずは無事にピックアップされたことにホッとする。
ホテルに着き無事にチェックアウトを終え、せっかくの一日を無駄にしないようにとコンシュエルジュに「いくつかの観光地を回りたいので情報をくれないか?」と聞いてみるが、「あいにく今日は金曜日で、礼拝の為にどこも少なくとも午前中は開いてないですよ」と・・・
預言者ムハンマドが、聖地メッカに入城したのが金曜日だったため、イスラム教では金曜日を礼拝の日として安息日と定めているという。そのことをすっかり忘れ、少し前入りして街の様子を理解しようと思っていたが、すっかり予定が狂ってしまう。
それでも、まるまる午前中を無為に過ごすのももったいないので、ホテルでタクシーを手配してもらい、少しだけ市内を見て回ることにする。それに先立ち、ホテルのコンシェルジュに事前調査に基づくいくつかの項目を確認するが、「今ではそれほど厳しく行っておらず、半袖短パンでも問題ないですし、街中で写真を撮るのも何の問題もないですよ」とのこと。念のために今度はフロントで同じ質問を繰り返すが、返ってくる返事は同じもの。それでも季節柄もあり、長袖長ズボンは保ち、手配してもらったタクシードライバーに行き先を伝えるが、なかなか英語が伝わらず、聞いてみるとパキスタンから来ているという。
日本から持ってきたガイドブックを見せながらなんとか意思疎通を図り、旧市街の中心地だというアル・バトハ地区(Al Bathaa)を目指すことに。道中も、「今日は金曜日でお休みだから」と陽気に説明してくれる運転手。20分ほどで中心部に着くと、「ここで待っているから」とツンデレのようなことを言ってくるから、「一緒に行こう」と着いてきてもらい、「ここら辺はパキスタン・マーケットが広がってるんだ」という説明を受けながら、同じ商品を扱う同じ店が等間隔で並んび、おそらくそこに商品やサービスの差異は無く、ただただ関係性や値段の差で商いがされているのだろうという、非常にプリミティブな商売が広がる街区を暫く眺めながら歩くことにする。
ホテルのフロントで渡された市内地図。英語表記が無いため、ほとんど読めず。
パキスタンから来ているというドライバー