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2015年12月20日日曜日

風物詩 都大路の高校駅伝

テレビで高校駅伝をやっているのを見つける。「都大路を駆け抜ける高校生たちの姿が・・・」というフレーズが耳に届くと、「ああ、今年もすぐに終わりだな・・・」と年の瀬を感じるように、京都を舞台にして行われる高校駅伝の晴れ舞台。

高校野球部員が目指すのが甲子園。
高校サッカーの聖地が国立競技場。
高校ラグビーの聖地が花園。
高校駅伝部員が目指すのがこの京都の都大路。

都道府県別での争いとなるから、画面のこちらで見ている我々も、どうしても地元愛を刺激され、「地元代表校が順位を一つ上げた」となるとやはり気持ちがいいものである。男子はフルマラソンと同じ42.195kmを7人で、女子はハーフマラソンの21.0975kmを5人でつなぎ、高校生で各地道府県からの代表ということもあり、各区で走る選手の力も時に大きく差があり、思いもしない大逆転なども起こりうる。だからこそ、ついついテレビの前から離れられず、また後でニュースで結果だけ見るのと、リアルタイムで手に汗握る争いを見るのとでは、大きな違いである。

これこそが、季節ごとに何年も費やしてきた青春をぶつける高校スポーツの祭典は思いもよらぬドラマを生み出す風物詩となりうるのだろう。

今年は男女ともに広島県の世羅高校のアベック優勝で幕を閉じたが、沿道で応援する人々の姿を見ながら、各校代表として冬の寒い時期に市内を駆け回る中学校の駅伝大会の様子を思い出して感傷に浸りつつ、やはり風物詩は見逃すべきではないと、野球、サッカー、ラグビーに駅伝と、高校スポーツの晴れ舞台が行われる時期をgoogleカレンダーに定期イベントとして入力することにする。