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2014年1月25日土曜日

庙会 地坛公园

庙会(miàohuì)とは中国の新年を祝う縁日である。

中華新年は中国の採用する旧暦、太陰暦でも最も重要な意味を持つものであり、その縁日ももちろん盛大に祝われる事になる。

各都市において、幾つかの拠点において出店が出たり、見世物小屋が出たりと賑やかに祝うのだが、ここ北京で最も有名なのが地坛公园における庙会。

何年か前に日本人の友人達と冷やかしに来たことがあったが、今回は中華新年前に帰国することもあり、妻を連れて雰囲気だけでも楽しみに足を運んでみた。

いつもどおりに電動スクーターに二人でまたがり、相変わらずの寒空の下、お洒落とはほぼ遠い完全防備の姿でオフィス近くの地坛公园へ。

本来は北門から入るのが正式なこの公園だが、やはり交通の便利さから南門にスクーターを止めると、入り口には既に庙会の飾りが。久々に訪れた青空に赤い提灯が良く生えてなんとも美しい。

15円ほどの入場料を払い中に入り、今日が初めての訪問となる妻に詳しく「地坛」について説明するが、それよりも「ゆったりした風景」好きな妻は、天坛公园よりも観光客もいなく、その広大さを味わえる雰囲気が気に入った様子で、パチパチ写真を撮っている。

メインとなる地坛に入ろうとするが、残念ながら庙会の飾りつけの為に入場禁止となっており、非常に残念だと「地坛」の構造について「奇数と偶数が・・・」と説明するが、「問題ない」とそれは別に気にしない様子の妻。

ぐるりと回って、北門近くに設置されている自由に使える健康器具に興味を示した妻は、隣でかなり本気で運動をするおじさんを横目にせっせと一つずつこなしていく。「はぁ、これで今日の運動こなせたわ」と満足そうに笑う妻一緒に新しい一年がそこまで来ていることを感じながら公園を後にする。







2013年9月19日木曜日

中秋節

中秋の名月に当たる中秋節は、中国では家族が集う大切な節句の一つ。9月20日は家族で集まり、夜には月餅(げつぺい)を食べることで有名。そんな大切な節句なので、通常は週末も関係なく動いている事務所も基本的に3日は休みということで、その前日の夜はオフィス・パーティーを開く事に。

「一体世界中に、事務所の中に火鍋を並べ、かつてのスタッフも誘い60人もの人数でこの節句を祝う建築事務所があるのだろうか・・・」

と思いながらも、火鍋ケータリングでモクモクといかにも辛そうな湯気がオフィスの中に立ち込めながら、懐かしい顔もやってきて皆で好き好きに鍋をつつく。ビールにワインに、お決まりの白酒と、気がつくころには何年ぶりかの悪酔い。

そのまま皆はカラオケに流れるようだが、自分の移ろいやすい音程の為に綺麗に顔を出した満月が隠れてしまっては申し訳ないと呂律の回らない言い訳をし家で待つ妻のもとへと帰ることにする。

帰り道、中秋節ぴったしに満月となった月をフラフラしながら眺めながら、太陰暦だからぴったりなのは当たり前か・・・と古代の人の知恵に感心しながら更にフラフラしながら、自転車をこぎ進める。









2013年1月1日火曜日

新年

中華新年という西洋カレンダーとは違った新年を持つ国に住んでいると、

「日本の新年はいつなんだ?」

という質問に良く出くわす。

「昔は中国と同じカレンダーを使っていたが、近代化を目的に100年近く前に西洋と同じカレンダーへと移行したが、まだまだ昔の風習も残っているので、ところどころで中国暦と同じ節句などがあるんだ。」

と説明するが、詳しくは改暦ノ布告(太陰暦ヲ廃シ太陽暦ヲ頒行ス)によって西洋に合わせる形で明治5年(1872年)に天保暦(太陰太陽暦)からグレゴリオ暦(太陽暦)への移行が行われという。

しかし現代のコスモポリスである北京に暮らす太陽暦の国の人々にとってはやはり1月1日が新年であり、クリスマスを家族で過ごして、新年は恋人か友人と過ごすのが普通なので、どうしても年末年始にかけて国で新年を過ごす人が街から去っていき、オフィスの中もなんとなくがらんとした雰囲気に包まれる。

外国人を抱える大抵の企業ではそんな事情をうけて、30日から3日までを休みとするが、どちらにせよ多くの外国人はクリスマス前後から既に国に戻ってしまう人が多く、オフィスに残るのは中国人スタッフが大半という飛車角落ちの様な状態での営業となる年末年始。

一ヵ月後には1週間ほどの中華新年がやってくるので、なんだか気持ち的にはまだ余裕を感じて過ごすつかの間の新年休日。

そんな訳で新年が二つあるのは嬉しいのだが、やはり日本のしんしんとした新年を過ごさないと、なんだか新しい年になったという気持ちの引き締まり方が感じられないのはしょうがないかと諦める。