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2016年2月13日土曜日

佐賀関(さがのせき)



「関アジ、関サバ」とよく耳にしていたが、それがどこのものかはまったく意識しておらず、大分の佐賀関(さがのせき)で獲れるアジとサバのことで、美味しいことからブランドとして取り扱われているということなので、せっかくならばと足を伸ばしてみることにする。

この佐賀関は、元々は大分県北海部郡佐賀関町であったが、2006年に大分市に合併され現在は大分市の一部として人口およそ3000人という小さな町である。豊予海峡に面して、水温の変化が少ないことからプランクトンが豊富に発生し、そのためにこの地域で生育するサバは非常によく育つということでブランド化されていったという。

「サバやアジがブランド化?」と少々疑問に思うが、やはりこの関アジが広まるまでは非常に低価格で取引される魚であったが、この関アジ、関サバが美味しいと知られるようになり、徐々に高級ブランドとしての認知が広がり、出回るようになった偽者との差異化の為に1996年に水産品として全国初となる商標登録を行ったという。

そんな訳で地元で有名な料理屋さんに入り、妻が関サバ、自分が関アジの定食を注文し、コリコリする食感は確かになかなかのものであるが、これほどのお値段を出すものなのか・・・と主ながら、この地の名物「クロメ」の入った味噌汁をありがたくいただいて、大分へと戻ることにする。










2016年2月10日水曜日

黒川温泉 ★★★


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日本百名湯
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長い一日の運転を終えて、やっと到着したのが宿泊地の黒川温泉。全国的にも知名度の高い有名温泉街であり、いつかそのお湯を体験してみたいと思っていた温泉の一つである。

田の原川と呼ばれる中心に流れる川の両側に旅館が立ち並び、その地理的条件のためにさらに建物を建てる敷地がないために、計24軒のみのこじんまりとした温泉街ができあがったという。古くから旅館組合がこの特徴を逆手にとり、統一的な街並みを守ることで黒川温泉全体として落ち着いた高級感のある雰囲気を作り出し、全国トップレベルのブランド力を得ていったという。

車一台がやっと通れるほどの細い道を降りていき宿に到着し、細い道でつながれる本館と新館とうつくりの宿を見てまわり、客で込み合う前に宿の中にいくつか用意されている温泉を楽しむことにする。

食事前に少し町を歩いてみると、インバウンドのお陰でではないが、街中にツアーの旗を振ったガイドの後について回る大勢の韓国人ツアー客が大挙しており、有名なシュークリーム屋さんにどっと押し寄せており、間一髪のところで先に買えたシュークリームをもってそそくさと逃げ出すことに。

銀座や秋葉原だけでなく、日本全国どこでもこうした大量のインバウンドのツアー客によって潤うのと同時に、こうした場所の雰囲気もまた少しづつ失われていくのだろうと、「これがグローバリゼーションのもたらしモノなのか・・・」と思いながら石段をあがってその場から離れることにする。




2014年4月19日土曜日

栄セントライズ 安藤忠雄 2010 ★★


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所在地  愛知県名古屋市中区栄
設計   安藤忠雄、三菱地所設計
施工   大成建設
竣工   2010
機能   オフィス・店舗
規模   地下2階、地上12階
構造   SRC造,S造
敷地面積 1,920㎡
延床面積 15,662㎡
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ネットで調べてみると、どうもこの建物は安藤忠雄の設計によるものとなっているのだが、実際に行ってみてもシンプルな感じは出ているが、どうしても安藤忠雄の建物という印象は感じられず、都心部に作られた良くできた複合ビルという印象。

調べてみると設計は安藤忠雄と三菱地所設計の共同により設計監理となっている。恐らく不動産屋である施主の意向を反映し、博報堂や読売広告社などの大企業の名古屋支店が入るという貸しビルを上階にもち、下層は商業施設が入るという一番賃貸料が稼げる都心の複合ビルの形式にのっとって、大胆なデザインは求められず、それよりもシンプルで機能的、そして主張し過ぎずにいるんだけど、安藤忠雄というブランドは被せてほしいというところだったのだろうと想像する。

周囲ののっぺりとしたビルに対し、唯一各階の薄いスラブを強調する水平のデザインが風景の中で目と引くようになっており、細いスラブと細いマリオンによってエレガントなファサードが作り出されている。

現代のオフィスビルにおいては、自社ビル以外でこのように貸しビルとして生計を立てるオーナーにとっては、主張のあるデザインは今後より受け入れられなくなり、こうして綺麗で機能的なデザインができる安心の設計が増えていくのだろうと思いながら次の目的地へと向かうことにする。