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2015年3月15日日曜日

白塔寺(bái tǎ sì) 妙应寺 1096 ★★★


海外に行き、旅行者として毎日を限界まで最大化して色々なものを見て周る時間を過ごすと、日常においても、旅行者の視線を忘れずいれば、様々な発見があるのではと毎回の様に思うことになる。そして毎回の様に暫くはあくせくと彼方此方を巡ることになる。

そんな訳でなかなか足が伸びない西側を巡ることにし、最初の目的地としたのがこの白塔寺(bái tǎ sì)。正確には妙応寺の一部としての白塔であるが、北京のシンボルともなるほど有名なため俗称として白塔寺と呼ばれている。

そのいでたちから分かるようにチベット式の仏塔である。元は遼時代の1096年に寺院が建設され、元時代の1275年にフビライ・ハンの命により白塔の建設がされる。その時の寺院名は大聖寿万安寺とされていたが、後に火災にあい再建された1457年に現在の妙応寺と改名され現在に至るという。

周辺が昔ながらの胡同に囲まれ背の高い建物が無いため、周辺のどこ場所からもこの特徴的な白い塔が視界に捉えることが出来その景色は北京っ子の原風景ともなっている。この寺院から少し北に建設された周囲の身体スケールと胡同と白塔寺の風景を破壊するように建てられたソーシャル・ハウジングは、多くの批判に晒されたとも聞く。

そんな北京と言えば思い浮かべる風景の一つである白塔寺。内部は博物館として開放されているのだが、現在は修復の為に中に入ることが出来ないため、周辺の路地を歩き、様々な日常風景からみあげる白い塔を眺めることとする。