2013年7月25日木曜日

野宮神社(ののみやじんじゃ) 800年頃 ★


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所在地 京都府京都市右京区嵯峨野々宮町
主祭神 野宮大神(天照皇大神)
社格  村社
創建  800年頃
機能  寺社
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嵐山・嵯峨野(さがの)の竹林といえば、京都を代表する風景。今回の京都旅行での妻からのリクエストのトップがこの竹林を歩くことということで、大徳寺から竹林の道の開始点・野宮神社(ののみやじんじゃ)へと車を向かわせる。

さすが古いナビだけあって、今来た道を引き返すのが一番早い道だと思うのに、なぜが奥へ奥へと導かれ、細い田圃道の中を通りぐるりと回って到着する野宮神社は既に嵐山の目抜き通りから細い道を中に入った所に位置するので、車を駐車場に入れて徒歩にて向かう。

遠くに桂川のせせらぎを聞きながら、天龍寺へ向かう多くの観光客を横目に既にちらほら見られる竹の姿に目をとられ、すぐに到着する境内には多くの中国語が飛び交っており、大量の中国人がいたるところで写真と取っている姿が見かけられる。

既に竹林の中に埋もれているように鎮座するこの野宮神社は、かつて皇女が天皇の使いとして伊勢神宮へ向かう前に身を清めた場所として伝わるという。嵯峨野の清らかな場所を選び作られた野宮に入り、一年間潔斎した後に伊勢神宮へ向かったと言うのが由来らしい。

境内奥には苔を用いた庭園の「野宮じゅうたん苔」が美しい落ち着いた緑の地平を見せてくれる。平安の世から変わらず、誰もがこの自然の美しい姿に心の安らぎを感じてきたのが良く分かる。

本殿に参拝し、「和」を求めてやってきた京都で追ってくるかのような大声の中国語から逃れるようにして、更に奥の大河内山荘へと向かう竹林の小路へ向かうことにする。

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