--------------------------------------------------------
所在地 和歌山県伊都郡高野町高野山
山号 高野山
宗派 高野山真言宗
寺格 総本山
創建 816
開基 空海
機能 寺社
文化財 不動堂、仏涅槃図ほか(国宝)
--------------------------------------------------------
かなり広い高野山エリア。西から高野山の正門にあたる大門。その次に高野山信仰の中心となる壇上伽藍(だんじょうがらん)。有名な根本大塔 など幾つもの伽藍が集まるエリア。そして総本山金剛峯寺。そして一の橋から奥の院まで伸びる2キロの道沿いには無数の石塔が立ち並び、有名武将の墓なども並ぶ。
そんなざっくりした高野山のエリア分けの西の最大の見所である壇上伽藍。寺院が幾つか並んでいるのだろうというのと、朱色の根本大塔のイメージだけを持ってやってくる。中門の工事中のシートの横を通り境内にでると、ドンと待ち受けるのが大きな金堂。根本大塔と共にこの壇上伽藍の中心となる建物。1926年に焼失し、現在の金堂は1932年に再建された鉄筋コンクリート造の建築である。
金堂の奥に見えるのは根本大塔。1階平面が方形、2階平面が円形の多宝塔。1937年に空海入定1,100年を記念し再建された、これまた鉄筋コンクリート造の建物。金堂200円、根本大塔200円を支払い内部見学。
スケール感がぶっ飛ぶようなこの二つの建物を見学した後は、まずは東に足を向け、1197年建立の国宝・不動堂や、東の端に建つ1984年再建の東塔まで足を伸ばし、振り返っては東塔、根本大塔、金堂を視界に捕らえる。青い空に朱色がなんとも清清しい。
再度根本大塔と金堂の間を抜け、御影堂を横目に今度は西の端まで歩を進める。東エリアとは対照的に森の中にひっそりと現れる西塔。887年に初代の塔が建立され、現在の塔は5代目で1834年の再建という。200年近くなる建物だけあり、なかなか雰囲気のある色合いとなっている。
(だんじょうがらん)
http://www.geocities.co.jp/kmaz2215/Fusion/garanf.htm
山王院を回って再度金堂の前にでて境内を後にするのだが、やはり印象に残るのはその巨大さ。その効用。まるで宇宙の広さを見せ付けられるかのような大きさの前に、人は自らの悩みの、存在の小ささに向き合えと言われるかのような思いになるのだろうと思わずにいられない。
境内に行きかうお坊さんの姿に、ここが今でも生きた仏教都市であることを再認識し、せっかくだからと西の一番端に位置する大門を見学しに行くことにする。
0 件のコメント:
コメントを投稿