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所在地 奈良県高市郡高取町大字高取
城郭構造 連郭式山城
別名 芙蓉(ふよう)城、鷹取城、高取山城
築城 1332
機能 城郭
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日本100名城
Discover Japan「いま、見ておくべき城 100」
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赤い夕日を浴びる當麻寺の境内で、本日の寺巡礼の終了を決定し、ここから日の入りまでの時間をできるだけ有効利用して城と神社を巡ることにし、日本最強の山城の呼び名高く、しかも100名城と「いま、見ておくべき城 100」のダブル・ノミネートと来れば間違いないということで目的地として設定された高取城跡(たかとりじょう)。奈良と言えば、寺だが城と神社のバランスを保つためにもと車を走らせる。
城跡。しかも山城となるとその名の通り山の上に建っていることになる。問題なのはそこまでの道がどれだけ整備され、ナビでは決して表示されることの無い「たどり着くまでの困難度」がいかほどのものかが分からない点。
しかも既に17時を過ぎ、予報では日の入りは19:15となっているが、城跡到着で本日終了という訳にも行かず、その後吉野へ抜けて最後は高野山の麓までたどり着かないといけない予定になっている。
「明日からの山道運転への軽いウォームアップになるだろうと」と軽く考えながらも、厳しい峠道でありませんように・・・と祈るようにしていると、既に道は山道に入ったようで徐々に狭くなる道幅。徐々に暗くなる山の中と、徐々に遅れていく到着時刻。
道幅はギリギリで、ガードレールなんて無いので「アクセル踏み間違えたら大変なことになるな・・・」と相当な緊張感。しかも一方通行な訳も無く、「対向車が下りてきたらどうすればいいんだろう・・・」と緊張を高めながら急ぎ過ぎないように先を急ぐ。
一刻一刻と暗くなる上空を気にしながら、あとどれくらいで着くか不安になり、しかしいまさら戻れないし・・・ということで進んでいくが、山を下りるときに暗いのは勘弁して欲しいなと思っているとポッ開ける視界。そして三台ほど停まられる駐車スペース。その横には小さな看板に「この先500m城跡」と。
この高取城跡(たかとりじょう)、標高583メートル、比高350メートルの高取山山上に南北朝時代、南朝方であった越智邦澄が1332年に築城したのが始まりと伝えられている日本有数の山城である。ちなみに比高というのは麓から本丸までの高低差で、この数値が大きいほど攻め入るのが難しと考えられている。
備中松山城(岡山県)、岩村城(岐阜県)とともに日本三大山城の一つに数えられる。そして現在の高取市街が家臣団の住んだ城下町となっている。
大和高取城 奈良 海抜583m 比高390m 比高が一番高い
備中松山城 岡山 海抜480m 比高340m 建物が現存する中で最も高いお城
美濃岩村城 岐阜 海抜721m 比高150m 海抜一番高い
山道で500mということは、斜面にも拠るが恐らく行って返ってくるころには真っ暗になっているだろうということで、非常に残念ながらここで断念し、概要が分かったのでいつか再訪し、今度は徒歩にて山麓から上にある石垣まで登ることを心に誓い、山を下りることにする。
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