早朝からの高野山参拝を終了し、ここから更に古代へと向かう。
熊野古道を聖地に向かう厳しい山道を想像していたが、峰沿いのなんとも整備された走りやすい道が続く。そんな道を1時間ほど南に下ってたどり着くのがこの龍神温泉。なんとも神々しい名前の温泉であるが、古道を歩く人が昔から利用したと言われる温泉。
和歌山にある4つの日本百名湯の中の一つでもある。
乾いた境内を歩き回った汗を流し、次なる熊野三山への鋭気を養うために、龍神様の力を借りていこうと車を飛ばす。
トンネルを抜けるとなんだか風景が変わったなと思うややのんびりした雰囲気。道を外れて日高川に沿って狭い道を進むと川沿いに並ぶ旅館が見えてくる。その一番手前にあるのが、立ち寄り湯ができる「龍神温泉 元湯」。
開発の手が入ってないなんとも素朴な街の雰囲気。とても良い感じである。入浴料の700円を支払い浴場に。なんでも美肌効果の高い泉質で日本三美人の湯のひとつに数えられるという。その言葉が納得できるようなとてもぬるぬるとしたお湯。
渓流を見下ろせる浴室で湯につかると、運転で緊張続きだった体中の筋肉がほぐれていくのが良く分かる。登山でも同じだが、こういう山深い巡礼の旅にはやはりこういう良い温泉が欠かせない。
更に外の露天風呂に移動し、気持ちのよい日差しを感じながら、「これだな、やりたかったのは」となんともいえない満足感に浸りながら、しばしお湯を楽しむ。
十分に堪能した後は、徒歩で少し街を歩き、のんびりした雰囲気を十分に楽しんで、せっかくだからと昼食を済ませることにする。定食やさんで川魚の弁当をいただき、本日後半戦へ気分を盛り上げることにする。
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