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所在地 京都府京都市西京区松室地家町
別称 鈴虫寺
山号 妙徳山
宗派 臨済宗
寺格 本山
創建 1723
開基 鳳潭
機能 寺社
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今日は中心から離れたところを回るために、レンタカーを予約したのだが、ネットを色々調べていた妻が見つけてきたのは他では聞いたことのない地場のレンタカー会社。
「桂駅まで車で送迎あり」というので、朝食を近くのカフェで食べて地下鉄に乗り込んで桂駅へ。迎えの車で到着したのは如何にも整備会社があまった車でレンタカー業務も始めました的な雰囲気。
「やっぱりそうか・・・」と少々不安になりながら、明日の夕方までの契約をし古いトヨタのビッツに乗り込むが、やはりナビも相当古いタイプで不安は膨らむばかり。
とにかく出発しようということで、最初の立ち寄り場所である鈴虫寺の電話番号を入力。桂からなので暫く走るとすぐに到着。お寺専用の駐車場に車を入れ、駐車場代の500円を先払い。この鈴虫寺。その名で有名だがこれは通称で、本来は華厳寺(けごんじ)というのが正しいらしい。
臨済宗の寺院で、西芳寺のすぐ近くに位置している。何といっても有名なのは、かつての住職が研究をしスズムシを四季を通して飼育できる環境を建物内部に作り出し、そのお陰でどの季節でも涼しげなスズムシの音色を楽しめることが出来る。そのことから鈴虫寺と呼ばれるようになっている。
その参拝方式も特殊で、50人ほど入れる堂で時間ごとにお寺の人からこの寺の歴史やスズムシについて、そして有名な「幸福地蔵」の話を拝観料の500円に含まれているというお茶とお菓子をいただきながら聞き入る。話を聴いているのは、やはり若い女性客が多く目に付き、やはり願うことは一つなんだろうなと思いをはせる。
境内脇に鎮座するお地蔵さんは「幸福地蔵」と呼ばれ珍しくわらじをはいており、そのお陰で外に出かけられるという。境内で300円にて購入する「幸福御守」を手に包み、一つだけできる願い事をすると、家までお地蔵さんが来てくれてその願いを叶えてくれるという。
間合いを上手く使い、参拝客に話を振っては笑いを取る説法はとてもテンポがよく誰もが楽しんでいる様子。数千匹いるという鈴虫の鳴き声は巨大なBGMに。説法後、早速お守りを購入し、境内の庭を周り、次の会の説法の為に列をつくっている参拝客の脇を抜け「幸福地蔵」の前で妻と二人で願い事をする。
なんとか海を渡って北京まで来てくれることを願って境内を後にする。
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