2015年3月15日日曜日

陶然亭公園(とうぜんていこうえん,陶然亭公园,táorántíng gōngyuán) ★


折角「西」まで来たのだから、もう少し足を伸ばして陶然亭公園(とうぜんていこうえん,陶然亭公园,táorántíng gōngyuán) を巡っていくことに。

西側の入り口からアプローチしたのだが、どうやらこちらは工事中で入り口が閉められている。ちょうど出てきたらしきおじさんに聞いてみるとそんなことを言っているっぽかったので、諦めて南門に回ろうとすると、やや怒り気味で「そうじゃない、こっから入れるぞ」と小さな路地を指し示す。その先にはフェンスの一部の前に手作りの階段が・・・

「あぁなるほど・・・」と思って、笑顔でこちらを見てくるおじさんの視線に耐えながら、なんとかその階段をよじ登る。

明や清時代にこのあたりに陶器などを焼く工場が多く建てられたという。公園の名前の陶然亭というのは、園内にある陶然亭から来ているという。それだけに留まらず広大な園内には多くの亭が建てられており、そこから取り囲むような湖への眺望が開けている。

湖に浮かぶ大きなアヒルの子を見ながら、「これだけの人は何も無い公園で一体どうやって時間を楽しんでいるのだろう・・・」と太極拳や地面に水をつけた筆で書を書いているという何度も何度も見かけ、すでに見慣れた風景となってその姿に、「中国の都市は都市ならではのイベントや娯楽が圧倒的に欠けているのか、それとも日本の都市の多種多様な娯楽の在り方が特殊すぎるのか・・・」と答えの出ない問いを考えながら園を後にする。














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