2015年3月5日木曜日

市の塔(Stadtturm) 1360 ★


イン川に進んで目抜き通りを進んでいくと、どんどんと周囲の建物のスケールと道幅が小さくなっていくのを身体に感じ、馬車が闊歩していた中世の街並みへと入り込んでいくのを楽しむ。

中世からこの場所がこの都市の中心的役割を果たしていたのだと一目で分かるカラフルな街並み。どっしりとした石積みの足元に、色とりどりの壁面を持った上層部。道幅が狭いためになかなかその上部まで視界におさめることはできないが、道の端に立つとそこに高い塔があることが見てとれる。

これはかなり古い時代に火の見櫓として立てられ、時代と共に時計が設置されたり展望台が設置されたり取りとして、都市の中の高さとして愛されてきたまさに「塔」である。内部には150段近い階段があり、上部から街並みやその先のアルプスの姿が見えるというが、さすがの寒さにそんな勇気は吹き飛ばされさっさと先に進むことにする。









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