パリのお洒落スポットとして人気のエリア、サンジェルマン・デ・プレ。
むしろ「サンジェルマン・デ・プレ・カフェ」のラウンジ系CDのイメージの方がすっかり定着してしまって、かつては「とりあえずこれかけとけばお洒落に見える」的な時期もあったように記憶する。
そんなエリアを象徴するのがとんがり屋根のサンジェルマン・デ・プレ教会(Église de Saint Germain des Prés)。
「パリ最古の教会の一つ」と良く言われているが、ロマネスク様式の教会としてはパリで現存する最古の教会であるという。いくつになっても、「ロマネスク・・・どの時代?」となりがちなので、ざっくりと整理してみると下記の様になる。
ロマネスク 1000年から1200年頃
ゴシック 1150年頃から1500年頃まで
ルネサンス 1500年頃から1620年頃
バロック 1600年頃から1700年頃
ロココ 1700年頃から1800年頃
教会自体の起源は6世紀で、時代と共に建物に手をいれてその度にさまざまな様式が混在し、最終的にロマネスク様式を纏う様になったようである。
ゴシック、バロック、ロココあたりはその様式が分かりやすいが、建築を生業としていても「ロマネスク様式」と言われてもいまいちピンと来ないのが率直なところであるから、鐘楼のデザインを目に焼き付けてこれがロマネスクと次へと向かうことにする。
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