BMWワールドの前の橋を渡っていくと視線の先には特徴的な4気筒エンジンを模したといわれるBMWの本社ビルが見えてくる。これはカール・シュヴァンツァーによる設計で1973年に完成しており、1972年のミュンヘン・オリンピックの翌年ということになる。
そしてその足元に見えるのが、円形の物体が地上から浮き張り出している特長的な建物。これがBMW博物館(BMW Museum)と呼ばれ、BMWの発展の歴史を展示する建物であり、2008にAtelier Brücknerによって設計されたものである。
ガイドの人の説明を聞きながら、スロープを進みながらBMWの企業としての歴史と、商品の歴史を聞いていく。立体的に展示されたエンジンや車体を巡りながら徐々に下の解に降りていき、コンセプトカーやアーティストとコラボレーションして作っているアートカーなどを見てまわる。
それほど車に詳しい訳ではないのであまり感慨も無いが、BMWファンにとっては楽しくてしょうがない展示なのだろうと想像する。ちなみに説明によると隣にあるのは第一号の工場で現在もまだ稼動しているという。
やはり「車」という特別な商品を展示する博物館だけあって、それほど建築空間が全面に出てくるような場面はなく、美術館の様な設計とはまた違う難しさがあるのが企業ミュージアムなのだろうと想像しながら外へと向かう。
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