2015年2月7日土曜日

安遠廟(あんえんびょう,ān yuǎn miào,安远庙) 1764 ★★


やっと外八廟の3つ目のエリアである磬锤峰景区に向かうことにする。地図ではそんなに遠くないように見えるが、街の東側に南北に走る川の東側の山の麓に位置し、さらに鉄道路線を超えていかなければいけないかなりアクセスの悪い場所にあるために公共交通ではなかなかたどり着くことができない。

その為に避暑山荘を含めた4つの景観地区の中でも一番マイナーな位置付けにされ、朝にチケットを買ったときにも当たり前の様にここ以外の3つのエリアを回るチケットを買うかの様に扱われた意味がやっと理解できる。

普寧寺エリアからタクシーにのり、早朝のタクシー同様に客を乗せているのにもかかわらずお構いなしに携帯でしかも耳が痛くなるような大声でプライベートな用事を伝えている運転手に、「河北省のタクシーは全部こうなのだろうか?」と少々げんなりしながら砂埃を巻き上げて舗装もされていない道を進み到着するのが磬锤峰景区に位置する二つの寺院の一つ安遠廟(あんえんびょう,ān yuǎn miào,安远庙) 。

エリアの中心に小さなレストランなどがあり、ここから先に見える丘の上に鎮座する特徴的な巨石を中心とした磬锤峰と呼ばれる景観地が広がっている。その左の丘の上に位置するのがこの安遠廟で、逆に右の丘の上に位置するのがもう一つの普楽寺である。

この安遠廟は乾隆帝時代の1764年に建立された寺院であり外八廟の中でも一番規模の小さなものだという。これももちろん他の場所のオリジナルを模して造られたものであるために、その元となったものは新疆地区のグルジャ寺だという。

配置は避暑山庄向けた明快な直線状に主要建造物が配置され、先ほどまでの寺院の様にいちいち横に回りこむことをせずにいい心地のよい配置となっている。折り返してくると、既に朝から歩き回りすっかり身体として街の配置が理解できているので、避暑山庄から他の寺院の配置がしっかりと見下ろすことができ非常に心地のよい風景を見ることができる。

しかし身体に蓄積した疲労は容易には回復せず、係のおばさんに「普楽寺に行くには徒歩でどれくらいかかるか?」と聞くと、「20分くらいじゃない。すぐに着くよ」とあっさり返されるので、「タクシーを呼んでもらえないか」などという甘い考えを飲み込みながら、もう一分張りと坂道を下っていくことにする。















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