2015年2月20日金曜日

鳴無神社(おとなしじんじゃ) ★★ 460


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所在地 高知県須崎市浦ノ内
主祭神 一言主命(ひとことぬし)
通称  土佐の宮島
本殿の様式 三間社春日造
創建  460年
機能  寺社
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朝から二つ続けて何とも素晴らしい現代建築を体験し、すっかり気分も良くなって向かった本日最初となる神社。海に面した素晴らしいロケーションということもあり、期待を高めて向かうがやはりこういうそれほどメジャーでない神社にありがちな、あらかじめネットで調べていた住所には目的の神社がないという事態。

しかし「雰囲気は下調べした情報に近そうだ」と、後はローカル情報に頼ることに。近くの商店のご夫婦に「鳴無神社にいきたいんだが」と尋ねると、「この道をまっすぐ行けば、そのうち看板が出てきますよ」と曖昧な指示。それでも着けるのだろうと車を進めるが、早速出てくる分かれ道。海沿いにあるはずだと左にハンドルと切るが、道は徐々に峠道となりなんだか山を越えそうな勢い。

これは間違いに違いない。どこかで見逃したに違いないと、先ほど来た道を戻って確認するが、やはりないらしい。側道に車を寄せて、別の方向でナビに打ち込むと「ビンゴ」。湾をしばらく進んだ先に表示される鳴無神社の文字。

想定外にロスした20分と取り戻すべく、車を飛ばして海岸沿いの小さな集落沿いを進み到着する境内。鳴無と書いて「おとなし」。その名を耳にするとどうしても「めぞん一刻」の管理人さん「音無響子」を思い出すのはすっかりおじさんに足を踏み入れた証拠か。

「浦の内湾」と呼ばれる湾に突き出すようにして鎮座する一の鳥居。イベントの折には海から船でアプローチしてきたのが見て取れる、水の中へと消えていく階段。ここにはグローバルして小さくなった世界は全く押し寄せてないかのような時代を超えた風景が広がっている。

そんな風景を背に境内へ向かうと二の鳥居をくぐり三間社春日造という本殿を見上げる。決して広くはない境内で、それほど豪華でもない本殿ではあるが、やはりこのロケーションと自然との向き合い方に、ここに住まう人々がこの場に神様を祭ろうとした人類としての原初的な想いを感じ取らずにいられない。













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