2014年2月4日火曜日

津山城(鶴山公園) つやまじょう 1604 ★★


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所在地  岡山県津山市山下
城郭構造 梯郭式平山城
別名   鶴山城(かくざんじょう)
築城主  山名忠政
築城   1441
機能   城郭
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津山文化センター側に城に入る小さな入口があるかとみてみると、どうやらそれは出口のみということで、歩くこと10分でぐるりと堀を回って逆側に位置する入口に。

この津山城(つやまじょう)。山陽道に属す美作国(みまさかのくに)の大半を領有した津山藩(つやまはん)が藩庁をおいた城下町の中心である。初代津山藩主・森忠政が古くから開けていた津山盆地のほぼ中心に位置する鶴山(つるやま)の地を選び築いた平山城であり、現在はその名残を受けて、鶴山公園(かくざんこうえん)として桜の名所となっており日本さくら名所100選にも選ばれている。

日本三大平山城のひとつにも数えられ、因みにあとの二つは姫路市の姫路城(ひめじじょう)と愛媛県松山市の松山城(まつやまじょう)。

入園料の300円を支払い平日の早朝の人影の見えない城跡へ足を踏み入れる。綺麗に整備された石垣を上がっていくと、目に見えてくるのは何かのアニメのキャラクターの看板。あちこちに設置されているその姿を見ながら、「何かのキャンペーンだろうが、流石にこれはどうか・・・」と思いながら先を進む。

桜の名所というのが納得いく、なんとも整然と配置された城郭。そして視界の先には石垣の上から開けた津山の街並みが見えてくる。水平に広がる一本の石垣のライン。その美しい一本の線は人の手と文化を感じさせてくれる。その歴史の中で生まれた人工のラインで切られた風景。時代を超えて融合したその風景はなんとも美しい。

帰り道を失いながら、なんとか案内の人を探し出して折り重なるような石垣の間を抜けていきながら、これなら攻めるのもさぞや大変だったに違いないと思いながら、まだなんとか持っている空模様を気にしつつ次の目的地へと向かうことにする。

























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