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2016年2月10日水曜日

黒川温泉 ★★★


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日本百名湯
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長い一日の運転を終えて、やっと到着したのが宿泊地の黒川温泉。全国的にも知名度の高い有名温泉街であり、いつかそのお湯を体験してみたいと思っていた温泉の一つである。

田の原川と呼ばれる中心に流れる川の両側に旅館が立ち並び、その地理的条件のためにさらに建物を建てる敷地がないために、計24軒のみのこじんまりとした温泉街ができあがったという。古くから旅館組合がこの特徴を逆手にとり、統一的な街並みを守ることで黒川温泉全体として落ち着いた高級感のある雰囲気を作り出し、全国トップレベルのブランド力を得ていったという。

車一台がやっと通れるほどの細い道を降りていき宿に到着し、細い道でつながれる本館と新館とうつくりの宿を見てまわり、客で込み合う前に宿の中にいくつか用意されている温泉を楽しむことにする。

食事前に少し町を歩いてみると、インバウンドのお陰でではないが、街中にツアーの旗を振ったガイドの後について回る大勢の韓国人ツアー客が大挙しており、有名なシュークリーム屋さんにどっと押し寄せており、間一髪のところで先に買えたシュークリームをもってそそくさと逃げ出すことに。

銀座や秋葉原だけでなく、日本全国どこでもこうした大量のインバウンドのツアー客によって潤うのと同時に、こうした場所の雰囲気もまた少しづつ失われていくのだろうと、「これがグローバリゼーションのもたらしモノなのか・・・」と思いながら石段をあがってその場から離れることにする。




国造神社(こくぞう じんじゃ、くにのみやつこ じんじゃ) (伝)崇神天皇18年 ★★


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所在地  熊本県阿蘇市一の宮町手野
主祭神  速瓶玉命(はやみかたまのみこと)・雨宮媛命・高橋神・火宮神
社格   延喜式内社
本殿の様式 三間社流造銅板葺
別名  北宮
創建  (伝)崇神天皇18年
機能  寺社
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阿蘇神社の参道をまっすぐ進んだ遥か先に鎮座するのがこの国造神社(こくぞう じんじゃ) 。その名前からも推測できるように、相当に古い歴史を持つ神社だという。927年にまとめられた全国の神社一覧である延喜式神名帳(えんぎしき じんみょうちょう)に、この肥後国は四座が記されているが、そのうちの一つでもあるという。ちなみにその四座とは健磐竜命神社(阿蘇神社)、阿蘇比咩神社(阿蘇神社)、国造神社、疋野神社という。これから見ても、阿蘇神社と国造神社がいかに強いかが見て取れる。そして機会を見つけてぜひとも疋野神社にも足を運んでみたいものである。

さてこの国造神社であるが、祀られているのは速瓶玉命(はやみかたまのみこと)。父親は阿蘇神社に主祭神として祀られている健磐龍命であり、共に阿蘇の地を開拓したといわれる神々だという。雨宮媛命は速瓶玉命の妃であり、高橋神・火宮神はその息子たち。

山の地形に沿うようにして境内が配置され、参道から深い森の中に入り込んでいくような雰囲気。坂を上りながら徐々に拝殿へと近づいていくが、その脇には山の湧き水が川となって流れていく心地よい音を聞くことができる。

この境内で特徴的なのは境内脇にある手野のスギ(てののすぎ)。巨大な杉の幹が社に収められているのであるが、どうやら天然記念物として指定されていた巨木が、台風の際に被害を受けてしまったものを切断し保存しているとのこと。樹齢2000年とも言われているのはその巨大さから想像でき、周囲の木々とも比べても圧倒的な存在感を醸し出していたのだろうと想像する。

この様な巨木がある神社はやはり何か特別な雰囲気を纏い、歴史の中で重要な意味を持ってきたのが身体で感じることができる。それだけに保護のために表面処理を施されて、屋根をかけられ、その中に納まる姿を見るのはなんとも痛ましいものである。











阿蘇神社(あそじんじゃ、肥後国一宮) (伝)第12代景行天皇41年 ★★★


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所在地  熊本県阿蘇市一の宮町宮地
主祭神  健磐龍命(たけいわたつのみこと)、阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)、ほか10柱
社格   式内社・肥後国一宮・旧官幣大社・阿蘇神社総本社
創建  (伝)第7代孝霊天皇9年
機能  寺社
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日本三大楼門(鹿島神宮(茨城)、 阿蘇神社(熊本)、 筥崎八幡宮(福岡))
阿蘇神社総本社
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阿蘇山をずっと上ってくるといつの間にか肥後国に入っていることになる。阿蘇山には何度も足を運んでいるが、この肥後国の一宮である阿蘇神社(あそじんじゃ)には参拝したことが無いということで、せっかくだから立ち寄っていくことにする。

九州地方を中心に、日本全国におよそ450社ほどあるといわれる阿蘇神社の総本山。祭神としては健磐龍命をはじめ12柱の神々を祀っている。

参道に対し楼門や拝殿が90度触れて位置しており、鹿島神宮を思い出させる配置であるが、これはまっすぐに伸びた参道をあるところで振り返ると、その先に見える阿蘇の頂を見て「阿蘇山との位置関係で参道が取られたんだ」というのは理解できるが、なぜ境内が触れているのかは説明が付かない。こういう参道を横参道というらしいが、阿蘇山から参道をまっすぐ伸ばしていくと、そこには次の目的地の国造神社が位置することから、阿蘇神社と国造神社の古くからの関係性、そして何と言ってもこの地における阿蘇山への信仰が関係しているのではとも言われているらしい。

さて砂利道のその参道の脇には、水資源に恵まれた阿蘇の地らしく、何とも清らしく、そしてすごい勢いの水が側溝を流れており、それが直接手水となっている。冷たい水で身を清め、近くで見るとなかなかのスケールの楼門に向き合う訳であるが、日本三大楼門と言われるその楼門は仏教の様式が取り入れられているといわれ、確かに神社には珍しいタイプである。21mの高さは中央の注連縄もなんだか小さいように見せてしまうが下を潜るとそれがかなりの太さだを知ることになる。

楼門を潜ると向き合うのが拝殿。12柱の神々を祭るだけあり、その拝殿の後ろには大小さまざまな社が頭を見せている。その集合体が一つの郡となして、前の楼門を対峙し、高さのある一棟の楼門に対し、低く横の広がりを見せる郡としての拝殿の建物達の間に何とも言えない緊張感を作り出しているようである。そして振り返れば阿蘇がいる。

全体として何とも整った、本当に心地の良い境内。ぐるりと参拝を終えて、楼門からまっすぐ出ると、参道から一本ずれて平行に伸びる道には門前町が広がっており、何とも雰囲気のよい街並みを作り出している。全体として横にすぅっと広がるような印象を与えてくれる風景である。