2017年11月18日土曜日
2017年9月16日土曜日
2017年8月20日日曜日
月の絵 8月 ブドウ
馴染みのギャラリーでプレゼントにといただいたオーバルタイプのフォトフレーム。以前購入した円形のものには季節の花の絵を描いて一年の環をつなげたので、それとは少し違った、季節ごとの旬が感じられるものを入れていこうと頭を巡らせていたら、あっという間に一年も半分以上が過ぎてしまい、焦るようにして取り掛かったのは、瑞々しいブドウ。
絵を描くことのよいところは、描いている間は他の事を何も考えなくなること。ストレスに囲まれる現代社会における、相当有効な事項防衛策ではと思っている。
流石に円形の時よりは上達している様子で、同色の色鉛筆でも濃さを変えて濃淡をつけて一人悦にはいり、早速壁にかけて、今日の夕飯のおやつにとブドウを買出しに向かうことにする。
2015年11月8日日曜日
月の花 一年の環
日々終われるだけの時間の過ごし方ではなく、もっと長い時間のスケールを持ちながら日常を生きようと、一ヶ月の時間を意識しながら、その時々の季節の花の姿を咲き誇る風景を想像しながら、昨年末から描き始め、それがやっと一年、12ヶ月を終えて、一年という一つの時間の環が閉じることになった。
1月の梅、2月のシクラメン、3月の沈丁花
4月の桜、5月の薔薇、6月の紫陽花
7月の向日葵、8月のコスモス、9月の彼岸花
10月の金木犀、11月の菊、12月の水仙
春、夏、秋、冬。それぞれの季節の美しい風景。その中に美しい色彩を添えてくれるこの花々。
色だけではなく、その付近を通りがかるたびに、ふわっと身体を包むかのように漂うその香りに嗅覚も刺激されることで、記憶の奥に強く定着する。街の中で不意に襲われる思いもよらぬそんな体験は一日をなんとも豊かなものにしてくれる。
それと同時に、季節ごとの大地の力を感じるために、「この花を見に行く」という明確な目的をもって足を運ぶ様々な名所も12ヶ月ごとに自らのマップの中に入れておくこと。これがどれだけ一年という時間を豊かに過ごさせてくれるのか。
そんなことを思いながら、一ヵ月後と、リビングの一角で異なる色を見せてくれる様々な花の絵を視覚の端に捕らえて日常を送ることを楽しみにまた、別の時間のスケールを自らの人生の中に取り込むようにと次に向かうことにする。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿 / シクラメン
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
1月-3月
4月-6月
7月-9月
10月-12月
2015年10月24日土曜日
月の花 11月 菊
日本人にとって菊(きく)と言えば、さまざまな側面があげられる。
まずはお墓参りや葬式などでお供えする花として親しまれているのがこの花。その理由としてはさまざまあるようであるが、花が長持ちし、枯れる際も花びらがあまり散らばらず、周囲を汚さないためお供えに適していると選ばれるようになったという。また古くから漢方の世界でも薬草として使用されていたのも手伝ったようである。そのために病院などに見舞いの花として持っていくのはタブーとされている。
そして次に「菊の紋章」、天皇家の家紋である「菊花紋章(きくかもんしょう)」。これは鎌倉時代には、後鳥羽上皇が菊を好み、自らの印として身の回りのものに愛用したことから、その後皇室の紋として定着したという。
次は9月9日の重陽の節句。菊が咲く季節であるために、またの名を菊の節句といい、菊の花を飾ったり、菊の花びらを浮かべた酒を酌み交わして祝ったりとしていた節句である。そんな菊の花言葉は「高貴」「高尚」「高潔」。これらは気高く気品に満ちたキクの花姿に由来するとされている。また異なった色の花が咲くことで、赤い菊は「あなたを愛してます」、白い菊は「真実」、黄色い菊は「破れた恋」となんとも詩的なものばかり。
東京周辺であれば、やはり湯島天神や新宿御苑が菊の名所として知られているらしいので、これらのしゃれた花言葉を意識して、深まる秋を想いに鑑賞しに行きたいものである。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿 / シクラメン
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
2015年10月17日土曜日
月の花 10月 金木犀 キンモクセイ
間に合った。なんとかこの金木犀(キンモクセイ)の香りが街中を満たす前に、家のフォトフレームにその花を絵が飾るために、なんとしても描きあげなければと思っていたが、なんとか間に合った。
小さいころにはその名前からなんとなく天体を想像させ、宇宙的な広がりを感じさせてくれたこの樹木は、どこにでも咲いているがその花のイメージは決して思い浮かばないような地味な木であるにもかかわらず、秋が始まるこの季節、いきなりその強烈な匂いを持って存在感を前面に出してくる。
その匂いの強さのために、汲み取り便所が主流であった時代にはその近くに匂い消しとして植えられたことも多かったという流れより、現代でもトイレの芳香剤として広く親しまれているのもこの金木犀。
その名前の由来は樹皮の様子が犀(サイ)の皮膚に似ていて、金色の花を咲かせるから「金の木の犀」つまり金木犀と呼ばれたという。その花言葉は「謙虚、謙遜、真実、真実の愛、初恋、陶酔」。いくつかは「ぜんぜん違うじゃないか・・・」と突っ込みたくなるが、ほとんど納得できるものばかり。
そんな金木犀の陶酔させるような匂いが不意に襲ってくる嗅覚の体験を楽しみに、秋の街歩きを心待ちにすることにする。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿 / シクラメン
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
2015年9月25日金曜日
月の花 9月 彼岸花
子供の頃、彼岸花(ヒガンバナ)を見ると、何かあの世との入り口ひ咲く花で、まるで死者がその美しさに吸い寄せられてくるような、なんともいえない怖さを感じていた。「暑さ寒さも彼岸まで」と言われるように、夏のうだるような暑さの記憶が薄らいだころにやってくる秋のお彼岸。秋分の日の前後であの世である彼岸(ひがん)に思いを馳せ、そこで暮らすであろう先祖を偲び供養をする仏教の儀式。
そんな時期に合わせて彼岸と此岸(しがん)の間に開くトンネルを祝うかのように、田んぼの縁や墓地などに真っ赤に咲きほこるのがこの彼岸花(ヒガンバナ)。別名をサンスクリット語に由来する曼珠沙華(マンジュシャゲ)と呼ばれ、なんとも不思議な、別の世界から舞い降りたような印象を与える特別な花である。
その妖しさは、毒を含み、モグラや野ネズミから土葬を守るために墓地に埋められたり、田畑の周辺に植えられたという、先祖たちの知恵と生息地域の関係性などもこの花の別名「毒花(どくばな)」「痺れ花(しびればな)」から感じ取ることができる。
花言葉は「悲しい思い出」というなんとも言えない宿命をそってしまったこの花。真っ赤に染まるように咲くその姿を見つけ、秋の深まりを感じる。そんなこの国に根ざした長月をすごしたいものである。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿 / シクラメン
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
2015年8月22日土曜日
月の花 8月 コスモス
「一ヶ月」というある程度の時間の幅があると、「今やらなければいけなくても、次の月までにはやれるだろう」と人の心の弱さが出るものである。
「一日」という単位で生きてしまいがちな日常。それに違った時間のスケールを挿入しようとやり始めた一年後との干支をその一年をかけて掘り出す「木彫り」。
8月の終わりになって夏休みの宿題を焦ってやりだす小学生時代の様に、「一年」と言うスケールは留まるところ「12月」にしわ寄せがやってくる。
それでいけないと今度は「一ヶ月」のスケールを感じながら日常を生きようと始めた月ごとの季節の花の絵を描いてフォトフレームに入れて飾る習慣。
それも同じく月末を苛めることからズルズルと次の月へと持ち込まれる心の規律の弱さを露呈することに・・・
これはいかんとせめて夏が終わる前にと着手した8月の花・コスモス。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
こうしてじっくり向き合って見ると、今まで印象的だったコスモスの風景が記憶に蘇る。何年か前に行った北京郊外の百花山で咲き誇っていたコスモスの風景。あれもやはり8月だったと季節が花で繋がってくる。
2015年7月19日日曜日
月の花 7月 向日葵
ギラギラした日差しが照りつける、向日葵(ひまわり)畑で麦藁帽子に虫取り網で駆け回る子供たち。そんな夏の代名詞でもある向日葵。その名の由来は、花が太陽の方向を追うようにして動くことからきているという。
その性質から多くの向日葵が同じ方向を向く姿は、なんとも可愛らしい風景を作り出し、多くの人から愛されている。ちなみにこの性質は成長が著しい若い時期だけのものであるといい、花が完全に開いた花では東を向いたままとなるようである。
小さなころ、家の近くにあった油脂製造会社でも扱っていたヒマワリ油も、この向日葵の種を搾油し作られる。その工場から漂っていた独特の匂いも、この向日葵の一つの印象として、夏に咲き誇る向日葵の姿を見るたびに思い出すことになる。
すくっとたちあがり、燦燦と日を浴びる向日葵の花言葉は「私はあなただけを見つめる」「愛慕」「崇拝」。やはり太陽に向けて成長する姿や、その凛々しい姿から来ているのだろと想像する。
その名称は日本中に多くあるが、やはり一面に広がる向日葵畑となると、北海道や山梨などがよく知られているようである。
ヒマワリの名所・花の名所案内
夏には必ず向日葵に囲まれてその花々が顔を向ける太陽の恵みに想いを馳せる、そんな時間を持ちたいものである。
2015年6月3日水曜日
月の花 6月 紫陽花 アジサイ
妻が一番好きな花・紫陽花。その中でも一番お気に入りなのは濃い紫から青の色のもののようである。旅先で紫陽花を見つけるために、あれこれと構図を考えてはカメラで撮るようにお願いされる。そんな紫陽花。
露が始まる嫌な季節だけれども、この紫陽花が見れると思うと少しだけ気分が癒される。そんな訳で6月の花として描いてみる。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
こうしてじっくり描いてみると、何枚もの花が重なり、いくつもの花が集合して我々が「紫陽花」として認識する一塊になっているのだと理解する。その重なりの為に、微妙なグラデーションの上にさらに、微妙か影が何十にも重なって、それを細かく描いていくには相当に忍耐が必要である。
そんな姿を見て、「なんだか楽しそうね。私もやってみようかな」と画用紙を要求してくる妻。少し大人しくしているなと思っていたら、数分後に「できた」と見せてくるのは子供のお絵かきのような外形線のみ。
「やはり、才能無いみたい」というので、「何ならあるのかな・・・」という言葉をグッと飲み込み、再度紫の色鉛筆に向き合うことにする。
2015年4月19日日曜日
月の花 5月 薔薇(バラ)
「薔薇(バラ)」と聞いて想像することは人によって様々であろう。そして浮かんできたことによって、その人が過ごしてきた人生もまた透かし見えることができるであろう。
「バラが咲いた バラが咲いた真赤なバラが淋しかった ぼくの庭にバラが咲いた」
なんとも懐かしい気持ちにさせてくれるマイク眞木によるフォークソング。様々な年代の人々に親しまれているこの曲は、サン=テグジュペリの「星の王子さま」のあの印象的な挿絵が思い出される薔薇をテーマにして作られたという。
花の中でももっとも多いと言われるその花言葉。「愛」「美」「情熱」「愛情」「あなたを愛します」「貞節」「模範的」「熱烈な恋」「私を射止めて」。そのすべては恋愛に関するもの。これは古代から人へ想いを伝える花として用いられてきたその歴史によるものである。
都内での名所としては鳩山会館や神代植物公園。初夏の日差しを感じ、ウンベルト・エーコの「薔薇の名前」でも思い出しながら、様々な色に咲き誇る薔薇の高貴な姿を鑑賞したいものである。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿 / シクラメン
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
2015年4月4日土曜日
月の花 4月 桜 サクラ
4月。新学期の季節である。
街には学生や社会人など頭に「新」のつくフレッシュな人々で溢れかえる。学校や会社など迎え入れる側も、彼らを迎えることで一年が環を閉じで、新しいサイクルが始まるのを感じる時である。
そんな日本の季節を飾るのが街をピンクに染め、あっという間に消えていく4月の花・桜。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
4月といえば、どんな花もその対抗馬にはならないほど、日本人にとっては心の花となっている桜。山の斜面に咲き誇る桜、城の周りに咲く桜。川沿いに水面を花弁で埋め尽くす桜。
それぞれに人生の中で記憶に残る桜の景色があるはずである。毎年見て、毎年感動しているにも関わらず、それでもやはりまた新しい一年が来て、ピンクと白に染められた風景を見ると、「わぁ」と感動が湧き上がる。
そんな桜を一ヶ月部屋にとどめる贅沢を思い、フォトフレームへとしまい込むことにする。
2015年2月8日日曜日
月の花 3月 沈丁花ジンチョウゲ
街を歩いていると、「ふわっ」と甘い香りに包まれるそんな花々がある。その代表的なものが春を知らせる沈丁花(じんちょうげ)と、秋の金木犀(きんもくせい)。
桃に木蓮に桜と、派手やかな花々が多い春の中、決して派手な見え方はしないが、その特徴的な香りで記憶の室の奥深くにずっしりと響いてくる存在感を持つのがこの春の沈丁花(じんちょうげ)。
漢字での表記は「沈丁花」。なんとも渋く重みのある名前である。桜や桃ではなく、沈丁花。口にしても心地よい、沈丁花。その花言葉は「栄光」、「不死」、「不滅」、「歓楽」、「永遠」。室町時代には中国からもたらされたといわれるこの花の放つ香りに、様々な時代の人々が何を見て、何を感じたかが透けて見えるような花言葉の数々。
視覚ではなく嗅覚に鋭く春の訪れを訴えてくるこの沈丁花の香りを逃すことなく、今年も街を歩きたいものである。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
月の花 2月 シクラメン Cyclamen
シクラメンを見るたびに、自然の作り出す曲線は本当に美しいと唸ることになる。
元々はギリシャなどの地中海沿岸で咲いていたというから、日本のような高温多湿の環境では栽培が難しいが、秋から春まで比較的長く花を咲かせることから多くの人に親しまれているこの花。
植物学者の牧野富太郎が、ある人がシクラメンを見て発した「これはかがり火の様な花ですね」という言葉から、「カガリビバナ(篝火花)」とも呼ばれるシクラメン。激しく燃える炎のように、いくつもの花が寄り添い、火花が飛び交うような色合いを見せてくれる。
咲いている時期が長いため、どの月の花といえばいいのか迷うところであるが、他の花々がいまいちぱっとしない二月の代表選手としてエントリーすることにする。
1月 梅 / 水仙
2月 梅 / 椿 / シクラメン
3月 桃 / 沈丁花 / 白木蓮
4月 桜
5月 バラ
6月 紫陽花 / 花菖蒲
7月 向日葵 / 朝顔 / 蓮
8月 コスモス / 向日葵
9月 彼岸花 / 金木犀
10月 シクラメン / 山茶花 / 金木犀
11月 菊
12月 水仙
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