2009年2月21日土曜日

早稲田大学芸術学校 卒業設計展 「WAA DIPLOMA 2008」


 「WAA DIPLOMA 2008」 のギャラリー・トークを聞きに行って来た。

一年間受け持った学生達にとって、自分達が一生懸命作ってきた作品を外部に向かって発表できる数少ない晴れ舞台。その晴れ姿を逃すまいと、夕方より会場に駆けつける。

毎年恒例となった鈴木了二氏×赤坂喜顕氏による各プロジェクトの解説には、学生が考えていたよりも深く、またより知的に語られることで、学生に「ああ、自分はこんなことをやっていたんだ」という発見をもたらす。

卒業設計という、それぞれの学生が自分にしか出来ない作品を作るために、必死になって探し上げてきた敷地。その思いがこもった敷地に毎年10箇所近く出会うことが出来ることに感謝する。

今年また知ることができたポテンシャルの高い豊かな場所を思い出すようにして、一年間の終わりを感じる。









2009年2月9日月曜日

住吉の長屋 安藤忠雄 ★★★★






新年快楽


















中華新年も明けて、久々に北京に戻ってくると、仕事のパートナー二人が一緒にやろうと花火を用意してくれていた。お粥の海鮮火鍋を食べた足で、近くの公園に向かい、佇むカップルに了解を得て、いざ花火。何が入っているのだろうと開けそうになる大きな箱の横には申し訳なさそうに点火線。火をつけると16連発の立派な打ち上げ花火。こんな花火が市販されているのも凄いが、火薬量に比例してかなりの音量。近くに停めてある車の防犯装置が反応するだけでなく、もちろん近くにいた管理者も注意を言いにくるのだが、春節最後の花火に一緒になって見上げる。さすがは中国。

「玉屋、鍵屋」の掛け声はないが、寒空に広がる打ち上げ花火の輪と、警察がやってきそうになって、一緒に大笑いしながら逃げるパートナー達の顔を見て、この地でどれだけ大きなものをもらっているかと改めて実感。そして、新しい年の新しい挑戦に気合いを入れなおす。