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2015年3月4日水曜日

聖ミヒャエル教会(St. Michael's Church,Michaelskirche) 1597 ★★★


フラウエン教会からさらに西に向かって歩くと、随分にぎやかな通りに出る。これがミュンヘン一の目抜き通りであるノイハウザー通り。行き交う人々の姿の向こうに見えてくるのがこの通り沿いにたつ聖ミヒャエル教会(St. Michael's Church,Michaelskirche) 。

反宗教改革のシンボルとして1583~1597年に建てられたイエズス会の教会で、ルネサンス様式で作られている。現在では、アルプスの北にある最も荘厳なルネサンス様式の教会の 1 つとして数えられるという。

白に金色の壮麗な内部建築。その奥には王室の墓があり、有名なノイシュヴァンシュタイン城を作り上げた「狂王」と呼ばれるルートヴィッヒ2世の棺もこの地下に安置されているという。

大天使ミヒャエル(ミカエル)を讃えた教会だというが、正面のファサードには「悪魔と闘う大天使聖ミカエルの像」が設置されている。そして内部に入るとき、そして内部から出るときに手を触れる扉の取っ手がなんとも可愛らしい天使の姿をしているのが印象的な教会である。

「先ほどまでの二つの教会と違い、この教会は東西軸に沿ってない。それは何でだ?」などとガイドに聞きながら、恐らくミュンヘンの中心部が都市化された時期がフラウエン教会とこの教会の建設の間にあったのだろうと創造を膨らませる。







フラウエン教会(聖母教会,Church of Our Lady,Frauenkirche) 1488 ★★


マリエン広場広場から西に少し歩くと、今度は特徴的なツイン・タワーが見えてくる。これもミュンヘンのシンボルとなっているフラウエン教会(聖母教会,Church of Our Lady,Frauenkirche)。

1468年から建設が始まり20年の時間をかけて完成された後期ゴシック様式の教会。内部は三身廊で構成されており、中心部分は左右の柱にて囲われる。入り口部分に建つと、この左右の白い柱が連なることにより、その外の側廊部分が見えなくなる。このことから悪魔の協力を得て窓の見えない教会を作ったとされ、入り口部分に「悪魔の足跡」と呼ばれる石が敷いてあるので有名な教会である。

それはおいておいて、先ほどのペーター教会同様に、この教会も西側から入りアプスと呼ばれる後陣が東の奥に位置する東西軸にのっとった配置がされているのに気がつく。ミサが行われる午前にはアプスの後方上部のステンドグラスから神秘的な日が差し込んでくるのを想像する。


建設された時代が早いこのような古い町の中心教会は、まだ都市化が進む前に計画されたものであるが、教会堂の基本は位置である東西軸に乗っ取って設計することができたのだろうと思われる。都市化が進んだ後に計画が持ち上がった教会は、東西軸を確保することが優先事項とはならず、利便性の高い敷地に立てることが優先されて時に東西軸とは関係なく配置されることが多くなったのはしょうがないと思うが、それでもこうして原初的な教会堂の配置にのっとった教会にいくつか身を置くことでその意図を感じることはやはり歴史と文化に触れる良い機会となるのだと思いながら次へと向かうことにする。