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2022年5月19日木曜日

Lexus Design Award 2022 Grand Prix

メンターとして参加していたレクサス・デザインアワード2022もすべての選考が終了し、シンガポール出身のデザイナーの Poh Yun Ruの「Rewind」にグランプリが贈られることになりました。

デザインの力で社会を少しでもよくしたいと願う若い才能と、3か月にわたるメンタリング・セッションを共にして、6組のファイナリストすべての作品が、未来に向けて何かしらのメッセージを残すことができたのではと思います。そしてその中でも総合力が高かったPoh Yun Ruの作品がグランプリを獲得したことは、関係者誰もが納得する結果となったと思っています。

来年はさらにより多くの未来への眼差しを持った作品が集まることを願っています。


レクサス・デザインアワード2022

https://global.toyota/en/newsroom/lexus/37266790.html

2021年9月26日日曜日

Lexus Design Award 2022

メンターとして今年のLEXUS DESIGN AWARD 2022に参加することになりました。世界中のデザイナーとともに、デザインの新しい可能性を探求できることをとても楽しみにしています。

世界的なパンデミックの時代だからこそ人の心を打つデザインがあり、そんなデザインに出会うことで初めて、人々はこのパンデミックを人類が乗り越え、前に進むのだと感じることができるのではないかと考えます。。

今の時代だからこそ我々の心に響くデザインに出会うこと、そしてデザインの力と社会が前に進むことを強く信じるデザイナーとともに考え、ともに作り出していく時間を共有できることを心より楽しみにしています。

 

I will join LEXUS DESIGN AWARD 2022 as a mentor and it will be my pleasure to work with great talent from all over the world to seek for new possibility of design!

I believe especially in this global pandemic age there will be designs that move people and bring hope to society by using totally new methods that were never imagined before. By those new designs, I assume people will be encouraged to go forward and get over this pandemic. 

I very much look forward to seeing impressive designs and to sharing time with designers who strongly believe the power of design and have the will to move society forward.

LEXUS DESIGN AWARD 2022
https://discoverlexus.com/

2015年12月20日日曜日

自由と選択

40歳を目の前にして思う。孔子の曰う様に「四十にして惑わず」などということはやはり難しいものであると。

人にはやはり物事の向き不向きというものがあり、ある性格の人にはある一定の仕事や業種が非常に向いているということもあるだろう。また同時に、自分では気がついていなくても、周囲から見ればその人にぴったりの仕事内容ということもあるであろう。

逆もしかりで、その人がどんなに努力しても、その人の生まれ持った、また育ってくる中で育まれた性格がどうしても行っている仕事や業種に合わない、ということもあったりする筈である。

その為に人は人生で迷い苦しむのであり、いっその事自分の生活をよく理解し、自分の願う方向性をよく理解し、そしてかつ世の中の仕組みを把握したとてもできた大人が、自分の人生の時々に、方向性を整理し、仕分けをし、進むべき方向を示唆してくれる、そんなことがあったらどれだけ良いかと思うこともある。

かつての様に、社会がある種の閉鎖性を持ち、人生の枝分かれが限られていた時ならば、それほど迷うこともなく、疑問を持つこともなく、少々の不満は抱えながらも、誰もが置かれた場所で咲こうと与えられたことに全うできたであろうが、現在のどこまでもフラット化し、何でも選択可能。その代わり、どう選ぶかとそのリスクについては誰も教えてくれない。そんな世の中の自由の側面ばかりが取り上げられ、ポイッと社会の渦の中に放り込まれ漂う若者たち。

恐らく日本だけでなく、全世界が同じような思いを持った人々が現れだしているのを象徴するかのように、逆に信頼がおけるコミュニティが自らの未来を決定してくれるという未来像を描き出したのが昨年公開の「ダイバージェント」

誰もが不安で、どこにも答えがない時代。だからこそ、ドキュメント72時間「占いの館 運命の交差点」が描くように、多くの人々が未来を示してくれる占いに吸い寄せられるのであろう。

家族に仕事を辞めたことを伝えられず、毎朝会社に行く振りをして外にでても会社に行かず、近くの公園で時間を潰す人も少なく無い現代。家族や社会のために、責任ある役割を受け入れなければいけないが、それができることなら自分の性格にマッチしたものであってほしいとは、誰もが願うことである。

努力することでその差異を最小化することはできるかも知れないが、根本的に間違った場所に、間違った人が着いてしまうことの悲劇は社会で生きる人は誰でも目撃していることであろう。

「自由と選択」の次にくるのが「リスク」であることを十分に理解した現代社会。どこから良識のあるメンターが社会の中で必要とされ、存在できるだけの場所と報酬が支払われる。そのことで人々がより生きやすく生活できる社会になる。個人が守ってくれる中間領域なしに社会に晒される現代だからこそ、そんなことを願わずにいられない。

2015年1月24日土曜日

オペラ 「アイーダ」 NCPA 2014 ★★★★★

久々に足を運ぶオペラハウス。今日は朝からオフィスに出て作業を進め、夕方から一緒にオペラを観に行くメンターご夫妻の家で早めの夕食をご馳走になり、彼らの中国語の先生と4人で車でオペラハウスへと向かう。

「アイーダ」はオペラ初心者の自分でも知っているくらいメジャーなオペラの演目。ジュゼッペ・ヴェルディ(Giuseppe Verdi)による作曲で、1871年に初演された140年以上もの歴史をもつオペラである。

メンターによれば、人間の根源的な悩みを描いているから非常に分かりやすいし、また入り込みやすい演目だという。その話の通り、古代エジプト時代のエジプトとエチオピアの争いの間で、恋に落ちながらも祖国を思う男女の姿を描きだす。

いつもどおり第1幕は努力の甲斐なく、あっさりとアルファ波にやられて完全に眠りに落ちながら薄めで舞台を追う形となり、幕間の15分の休憩でなんとか眠気を吹き飛ばし、そこからが勝負とばかりに集中する。

何でもこのオペラのために、ズービン・メータ(Zubin Mehta)というインド出身の世界的な指揮者を招待し、イタリアからセットと衣装のスペシャリストを呼び寄せ、膨大な費用を投入して容易されたこの北京での「アイーダ」。壮大な物語と音楽と反響しあうように、素晴らしいオペラ体験となったのは間違いない。恐らく自分の今まで観たオペラの中で、一番の舞台であったと言えるであろう。

エジプトに奴隷として拘束されているエチオピアの王女であるアイーダ(Aida)役には、現在世界でアイーダを演じされえたら3本の指に入るといわれている、フイ・ハ(Hui He、和慧)。その恋人である若きエジプトの将軍であるラダメス(Radames)にはスペイン人のJorge de Leon。アイーダの恋敵でありエジプトの王女であるアムネリス(Amneris)にはロシア人のMarina Prudenskaya。

壮大なコーラスで歌われる有名なの「凱旋行進曲」など、ところどころに「あ、この曲、アイーダの曲だったんだ」と思われる曲も盛りだくさんで、今後チャンピオンズリーグを観るときにはアイーダを思い出さずにいられないと思いながら観劇を楽しむ。


ズービン・メータ(Zubin Mehta)
フイ・ハ(Hui He、和慧)
Jorge de Leon
Marina Prudenskaya
ヴェルディ

2015年1月2日金曜日

花港観魚 西湖十景 ★


「三潭印月(三潭印月)」 から船に乗り、遠景として視線を受け止める役割を果たしている西湖の南岸に建つ雷峰塔を左手に見ながら到着するのは蘇堤の上の船乗り場。そこのすぐ東側に位置するのが次なる目的地である「花港観魚(花港观鱼)」。

⑥「花港観魚(花港观鱼)」(かこうかんぎょ、huā gǎng guān yú)
蘇堤の南端に位置し、南宋時代は別荘地として使われてい花港公園の風景を指す。園内には多くの花を咲かせる牡丹園や7000尾以上と言われる緋鯉や金魚の泳ぐ魚楽園があり、花や魚を眺めながら、その眺望を上手く取り込んだ別送建築が風景の中に取り込まれている場所である。

今だ地理感覚がつかめていない為、携帯で地図を確認しながら、少々北に戻って入口へ。どうやらここは入場無料の公園の様で、多くの中国人観光客が他よりも少しでも音を大きくしようと競っているかのようなガイドの説明を受けている。

その騒音を避けるように脇へ避け、それらしき池で泳ぐ小さな魚の姿を確認する。ここも予習不足がたたり、曖昧な記憶によれば「魚が沢山いて綺麗なところ」というイメージであったが、やはり冬ということもあり、花も魚も季節はずれということだろう。

それよりも、太陽も昇ってきて徐々に増えてきた団体客の騒音から逃れるようにして次なる目的地へと向かうことにする。

西湖十景
















三潭印月 西湖十景 ★★★


同行ご夫妻の旦那さんの体調も少し良さげになってきたということで、今日から本格的に西湖周辺を散策することにする。一昨日に杭州の市内で自転車を自由に借りられるというカードを用意しておいてくれた為に、船と徒歩と自転車で状況によって使い分けていきましょうと出発する。

西湖を語るときに必ずセットとして語られるのが「西湖十景(せいこじっけい、Xihu Shi Jing )」。西湖周辺の特に美しい10つの風景ということである。具体的には康熙帝が1699年に杭州を訪れたときに十景を題して碑に刻んだとされているようである。

西湖十景

そんな訳でせっかく杭州に来て西湖周辺に宿泊しているのだからと、今日から西湖周辺を巡り、西湖十景もその中で見ていくことにする。そのスタートとして選んだのが、西湖十景の中でもかなり知名度で言えば上位に来るであろうこの「三潭印月(三潭印月)」 。

⑨「三潭印月(三潭印月)」 (さんたんいんげつ、sān tán yìn yuè)
西湖の中心には西湖三島と言われる三つの小さな島が浮いている。湖心亭、阮公と小瀛州である。その中でも最大の島が小瀛州(しょうえいしゅう)であり、島の中にさらに池があるそこそこの規模の島である。その島の南側、島の外の湖の中に三つの燈篭が立ててあり、中秋の名月の日にはこの燈篭に火が灯され、燈篭と月の灯りが共に湖に写りこむ風景をさしているという。

清清しい朝の西湖の辺を歩き、蘇堤(苏堤)の脇にあるボート乗り場に到着し、ルートを確認して水上ボートのチケットを購入する。この料金がお一人なんと55元(約1000円)とかなり高額。このチケットを買うとボートに乗れる数の乗客が集まるか、それとも20分したらボートがでる仕組みになっているらしい。このチケットで中央の小瀛州(しょうえいしゅう)までいけて、そこからもう一度ボートにのってどこの乗り場まででも渡れるシステムになっているようである。

10人乗り程度のこじんまりとしたボートに乗り込み暫くまっていると、中国人観光客の集団が乗り込んできて出発。船体が水に沈みこみ、ほぼ目線の高さに穏やかな西湖の湖面を捉えることになる。蘇堤(苏堤)の6つの石橋の一つをくぐり、西湖の中心部へ。進む船の速度と共に、次々へと風景が豊かに変化していく。

右手には自然に縁を与えるかのように直線に伸びる蘇堤(苏堤)とその脇に垂れる様に立ち並ぶ柳の木。中央の3島の置くには雷峰塔が聳える南岸。東には有名な龍井茶(龙井茶、ろんじんちゃ)の茶畑が並ぶ山々の姿などなど。あっちを見たりこっちを見たりと「さすがは西湖・・・」と納得してしまう美しい風景に囲まれることになる。

そんなこんなで15分もすれば到着する中央の島。「三潭印月(三潭印月)」と言われても、それが何を指しているのかまではしっかりと予習をしてくる時間などなく、4人揃ってなんとなしに人の流れに沿う様に島の中心へ。田の字型になっている今内部の池を眺め、「4つの池なのに三潭印月はおかしくないか?」と疑問を持ちつつ、「どこかに中国の1元札の絵柄になっている3つの燈篭があるはずだ」という以前ここに来たことがあるという同行ご夫妻の旦那さんの記憶を辿りながら島の外周を南に向かって歩いていく。

そうするとやたらと人だかりになっている場所を見つけ、「間違いない」と寄っていくと、島の外の湖の中に確かに3つの燈篭が見ている。その構図を1元札と確かめながらお決まりの写真を撮りながらも、「潭 tán」というのは、淵(ふち)や水たまりの意味なので、3つの池と、そこに「印 yìn」写された月の姿の筈であり、英語の訳が「Three pools mirroring the moon」と言われるように、やはりどこかに3つの池があるはずだ「という同行者の意見を聞きながら、暫く島を散策し、再び船に乗り次なる目的地の「花港観魚(花港观鱼)」へと向かうことにする。