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2016年2月10日水曜日

阿蘇神社(あそじんじゃ、肥後国一宮) (伝)第12代景行天皇41年 ★★★


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所在地  熊本県阿蘇市一の宮町宮地
主祭神  健磐龍命(たけいわたつのみこと)、阿蘇都比咩命(あそつひめのみこと)、ほか10柱
社格   式内社・肥後国一宮・旧官幣大社・阿蘇神社総本社
創建  (伝)第7代孝霊天皇9年
機能  寺社
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日本三大楼門(鹿島神宮(茨城)、 阿蘇神社(熊本)、 筥崎八幡宮(福岡))
阿蘇神社総本社
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阿蘇山をずっと上ってくるといつの間にか肥後国に入っていることになる。阿蘇山には何度も足を運んでいるが、この肥後国の一宮である阿蘇神社(あそじんじゃ)には参拝したことが無いということで、せっかくだから立ち寄っていくことにする。

九州地方を中心に、日本全国におよそ450社ほどあるといわれる阿蘇神社の総本山。祭神としては健磐龍命をはじめ12柱の神々を祀っている。

参道に対し楼門や拝殿が90度触れて位置しており、鹿島神宮を思い出させる配置であるが、これはまっすぐに伸びた参道をあるところで振り返ると、その先に見える阿蘇の頂を見て「阿蘇山との位置関係で参道が取られたんだ」というのは理解できるが、なぜ境内が触れているのかは説明が付かない。こういう参道を横参道というらしいが、阿蘇山から参道をまっすぐ伸ばしていくと、そこには次の目的地の国造神社が位置することから、阿蘇神社と国造神社の古くからの関係性、そして何と言ってもこの地における阿蘇山への信仰が関係しているのではとも言われているらしい。

さて砂利道のその参道の脇には、水資源に恵まれた阿蘇の地らしく、何とも清らしく、そしてすごい勢いの水が側溝を流れており、それが直接手水となっている。冷たい水で身を清め、近くで見るとなかなかのスケールの楼門に向き合う訳であるが、日本三大楼門と言われるその楼門は仏教の様式が取り入れられているといわれ、確かに神社には珍しいタイプである。21mの高さは中央の注連縄もなんだか小さいように見せてしまうが下を潜るとそれがかなりの太さだを知ることになる。

楼門を潜ると向き合うのが拝殿。12柱の神々を祭るだけあり、その拝殿の後ろには大小さまざまな社が頭を見せている。その集合体が一つの郡となして、前の楼門を対峙し、高さのある一棟の楼門に対し、低く横の広がりを見せる郡としての拝殿の建物達の間に何とも言えない緊張感を作り出しているようである。そして振り返れば阿蘇がいる。

全体として何とも整った、本当に心地の良い境内。ぐるりと参拝を終えて、楼門からまっすぐ出ると、参道から一本ずれて平行に伸びる道には門前町が広がっており、何とも雰囲気のよい街並みを作り出している。全体として横にすぅっと広がるような印象を与えてくれる風景である。


















2016年2月9日火曜日

大國魂神社(おおくにたまじんじゃ、武蔵国総社) (伝)第12代景行天皇41年 ★★★★


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所在地  東京都府中市宮町
主祭神  大國魂大神(おおくにたまのおおかみ)
社格   旧官幣小社・武蔵国総社
本殿の様式 三間社流造銅板葺
別名  六所宮
創建  (伝)第12代景行天皇41年
機能  寺社
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東京五社
関東三大奇祭「くらやみ祭り」
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府中市の名前から分かるようにこの地にはかつて武蔵国の国府があったとされる。その中心地という訳で府中な訳であるが、その国府付近には総社が鎮座している。本来なら任官された役人は、一宮から二ノ宮、三宮と各地に点在する重要拠点を巡ってお参りをしていくはずであるが、あまりにそれらが遠方に位置していると、巡るだけで相当な時間がかかってしまうということもあり、国府付近に総社を鎮座し、その境内に国内の有力神社の代理となる社を建てて、この神社を参拝することで、国内の各神社を参拝したことと同等とするという慣わしになったという。

そんな訳でこの武蔵国における総社として、また国府近くにあったということもあり、歴史の中で広く親しまれ敬われてきたのがこの大國魂神社(おおくにたまじんじゃ)である。現在も東京五社と呼ばれる、東京にあるといわれる1800社以上もの神社の中で格式が高いとされる5つの神社の一つとして数えられるくらい広く知られる神社である。

ちなみにその東京五社とは、日枝神社、明治神宮、靖國神社、大國魂神社、東京大神宮の五社であり、どれも誰もが一度は耳にしたことのある有名神社ばかりである。

またこの大國魂神社。関東三大奇祭として数えられる「くらやみ祭り」が開催される神社としても広く知られているという。まったく知らなかったが、5月3日から6日にかけて行われる例大祭で、かつて街の明かりを消した深夜の暗闇の中で行われていたためそう呼ばれるようになったようであるが、GWと重なることもあり、期間中は約70万人の人出となるという有名なお祭りのようである。恐らく、多摩地区出身の人にとってみれば、中学校や高校で、気になる異性をデートに誘う口実として大きな役割を果たしている重大なイベントなのだろうと勝手に想像を膨らませる。

ちなみに関東三大奇祭のほかの二つは、川崎市の金山神社における「かなまら祭り」。そして茅ヶ崎海岸での「浜降祭(はまおりさい)」だという。まったくピンとこないが、東京にいることができたら、関東近郊のこのような祭りはぜひとも一度は足を運んでみて、その季節がくるとそれぞれの祭りを思い出す季節の風物詩にさせたいものである。

広域写真を見てみると良く分かるが、恐ろしいくらいの濃い緑が相当な長さを持って周囲の住宅地によって切り取られているのが良く分かる。恐らくかつてはこのような深い自然がどこまでも広がっていたのだろうと、かつての武蔵野の風景を脳内で勝手に合成する。大鳥居の左右にはなんともシンボリックな巨木が待ち受ける。左手の一段と大きな木がご神木(大ケヤキ)のようであり、如何にもこの地で様々な歴史を見守ってきたといわんばかりの雰囲気を醸し出す。

そしてその先にどこまでも続くかのようなまっすぐな参道。自然の中で少し揺らぎながら進む参道も素晴らしいが、やはりこうした人類の意思を感じさせる人工性をもった直線は、特別な神域に入りつつあるんだと人々の心理に訴えかける作用はさすがである。

有名なしだれ桜の脇の手水舎で身を清め、隋神門を潜ってさらに神域の内側へと入っていく。非常に清らかな佇まいの拝殿に手を合わせ、左手から奥の本殿脇を進むと、奥に広がる社叢の中に入り込む。その先に待ち受けるのが、こちらもご神木として崇められる大イチョウ。やはりこうして巨木が残る神社というのは、何よりも強い力と長い歴史を感じさえてくれるものである。

武蔵国でもっとも愛され、最も信仰されてきた神社であることは間違いなく、それが現在社会の中でもしっかりと受け継がれ、地域に住まう人々の日常の一風景として溶け込んでいるのがとてもよく分かる素晴らしい神社である。





ご神木(大ケヤキ)

隋神門

御本殿
社叢
ご神木(大イチョウ)
ご神木(大イチョウ)
隋神門

2016年2月5日金曜日

射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ) 播磨国総社 不詳 ★


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所在地  兵庫県姫路市総社本町
主祭神  射楯大神(いたてのおおかみ)・兵主大神(ひょうずのおおかみ)
社格  式内社(小社)・播磨国総社・別表神社
本殿の様式  二間社流造
別名  そうしゃさん
創建  不詳
機能  寺社
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播磨国の国府は現在の姫路市の中心部、姫路城のすぐ近くである本町付近に位置していたと想定されている。とういことで、その近くに位置したのが播磨国の総社であったこの射楯兵主神社(いたてひょうずじんじゃ)。創建は不詳であるが、総社であった名残が境内にはが多くの摂社・末社鎮座し、それほど広くはない境内が小さな神社郡に埋め尽くされている印象。

姫路城に近く、その歴史を考慮しても、歴代の姫路城主の崇敬を受け、この地に生まれた名軍師の黒田官兵衛ゆかりの地としても有名だという。

境内は節分の豆撒きの為なのか、境内を埋め尽くすかのように提灯が吊られており、まるで水の中にいるような不思議な日の光と影の揺らめきを足元に作り出してくれる。