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2014年12月25日木曜日

Japanese Junction

年末が近づくと「Japanese Junction」という海外で建築を学ぶ学生の作品を紹介する展覧会がここ数年続いて開催されているなと思っていたら、今年はある縁からそのイベントにゲストとして参加する機会を頂いた。

イベントは二部から構成され、クリスマスの本日に行われるのが「Japanese Junction」といい、現在進行形で海外の大学などで学ぶ日本人の学生の作品を展示する展覧会に合わせて、既に独立をし海外を活躍の場としている上の世代の建築家を招いての講評会。

そして私が参加するのは年明けに開催される「Emerging Trajectories」という、かつて海外の大学で建築を学び、その後日本に戻り実務を積んだ後に事務所を立ち上げ、建築家として活躍を始めている4人の若い建築家の作品を紹介する展覧会。

その展覧会に合わせて、各展示者が留学前、留学中、留学後という流れに沿って各自の建築活動を発表し、それについてゲストの私がコメントをするのと同時に、我々MAD Architectsの活動についてもレクチャーを行うというもの。

日本で建築を学び始め、世界に出て建築に揉まれ、そして建築を生業として自らの足で前に踏み出そうとしている若い建築家の方々に、少しでも我々の経験から何か伝えられる機会になればと思いながら、レクチャー資料を作成することにする。


開催概要

Japanese Junction
会場:SHIBAURA HOUSE
住所:東京都港区 芝浦3-15-4
会期:2014年12月19日 - 26日 2015年1月13日 - 17日(日曜祝日休館)
開場時間:11:00 - 17:00 
[関連イベント Project Review]
日時:2014年12月25日 18:00 - 21:00
会場:SHIBAURA HOUSE
ゲスト:重松象平(OMA)、吉良森子(moriko kira architect)、豊田啓介(noiz)

Japanese Junction Emerging Trajectories
会場:ミーレ・センター表参道
住所:東京都港区南青山 4-23-8 
会期:2014年12月19日 - 26日 2015年1月6日 - 17日(月曜休館)
開場時間:11:00 - 17:30
[関連イベント Emerging Trajectories]
日時:2015年1月14日 18:00 - 21:00
会場:SHIBAURA HOUSE
ゲスト:早野洋介(MAD Architects)

2014年12月24日水曜日

2013年12月20日金曜日

年代の多様性と触れ合う大切さ

先日妻が友人に誘われて、その友人の通うキリスト教の教会の活動として、北京郊外にある孤児院にクリスマスの飾り付けの手伝いに行ってきた。主に障害を持つなどして親が養育できないとされた幼児達が生活をする施設で、海外からの養子縁組などを受けているという。

その時は妻の友人が通う教会からだけでなく、中国人の大学生グループも訪れて幼児の遊びの相手などをしていたようであるが、妻が言うにはどの子も皆性格がとにかくオープンで、知らない人に対しても積極的に身体を預けているというのに驚いたと言う。

恐らく、養子縁組に出される子供たちなので、訪れる人に対してできるだけの愛嬌を振りまいた方がより養子に引き取られやすいというのを小さいながらに感じ取っているという点もあるのだろうが、何よりも毎週違う大人たちが100%の愛情を持って接しに来てくれて自分を可愛がってくれるという環境に慣れているからの性格なのだろうと妻と結論付ける。

こういう話を聞いて思う事。現代社会の都市生活では特に顕著になってきた、ある一定の層としか交流せずに繰り返す日常。特に日本の社会ではそれが顕著だと思うが、自分の生活水準に近しい限られた人としか接することなく、ストレンジャー達に出会うことなく時間が過ぎていく。

この教会の活動の様に、絶対的に自分がケアを与えてあげる事のできる幼児達に日常の中で触れ合うこと、それぞれの人の様々な意識を変えるのではと思わずにいられない。

中国の街を歩いていると、小さい子がお尻がぱっくり割れているズボンを穿きながら、母親に抱きかかえられておしっこをしている姿をよく見かける。もちろんあそこも丸見え状態。

そんな風景を眺めながら妻と話す。「そういう趣味の人にはたまらないんだろうね」と。そう思うが、そういう風景が当たり前に日常に溶け込んでいる方が、よっぽど変な趣向が芽生えないのかもとも思わずにいられない。

現代社会の過酷なストレスと、誰でも誰とでも繋がる事ができるようになったインターネットの出現で、女子高生や幼女など歪んだ性の趣向が渦巻く現代日本。それがこの国独特なもので異常なものであるのかどうかが気にかかり、スタッフの中国人に聞いてみるが、やはりそういうのは聞かないという。

日常の中に当たり前に年代の多様性と接すること。それが輪切りにされてしまった今の社会の硬直性を打開するのと同時に、少しでも健全な精神を取り戻す事にも繋がる事なんだろうと思わずにいられない。

2013年1月1日火曜日

新年

中華新年という西洋カレンダーとは違った新年を持つ国に住んでいると、

「日本の新年はいつなんだ?」

という質問に良く出くわす。

「昔は中国と同じカレンダーを使っていたが、近代化を目的に100年近く前に西洋と同じカレンダーへと移行したが、まだまだ昔の風習も残っているので、ところどころで中国暦と同じ節句などがあるんだ。」

と説明するが、詳しくは改暦ノ布告(太陰暦ヲ廃シ太陽暦ヲ頒行ス)によって西洋に合わせる形で明治5年(1872年)に天保暦(太陰太陽暦)からグレゴリオ暦(太陽暦)への移行が行われという。

しかし現代のコスモポリスである北京に暮らす太陽暦の国の人々にとってはやはり1月1日が新年であり、クリスマスを家族で過ごして、新年は恋人か友人と過ごすのが普通なので、どうしても年末年始にかけて国で新年を過ごす人が街から去っていき、オフィスの中もなんとなくがらんとした雰囲気に包まれる。

外国人を抱える大抵の企業ではそんな事情をうけて、30日から3日までを休みとするが、どちらにせよ多くの外国人はクリスマス前後から既に国に戻ってしまう人が多く、オフィスに残るのは中国人スタッフが大半という飛車角落ちの様な状態での営業となる年末年始。

一ヵ月後には1週間ほどの中華新年がやってくるので、なんだか気持ち的にはまだ余裕を感じて過ごすつかの間の新年休日。

そんな訳で新年が二つあるのは嬉しいのだが、やはり日本のしんしんとした新年を過ごさないと、なんだか新しい年になったという気持ちの引き締まり方が感じられないのはしょうがないかと諦める。


2012年12月24日月曜日

「ラブ・アクチュアリー」


クリスマスというわけで、やはり今年もこの映画を見るという妻の要望に従って、二人でケーキを突きながら、「こんなシーン、あったっけ?」などといいながら、最後はやっぱりホクホクした気分になる一作。

いつになっても古びず、大国ではないが偉大な国のイギリスらしさの沢山つまった内容で、建築家としての日々を夢見て過ごしたロンドンでの時間が、昨日の様に思い出される。

この映画を見るたびに、当時の友人たちに会いたくなり、来年こそはヨーロッパで休みを過ごして皆に会いに行こうと決意を新たにする。



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スタッフ
監督・脚本リチャード・カーティス製作ティム・ビーバン
エリック・フェルナー
ダンカン・ケンワーシー
撮影マイケル・コールター
キャスト
ヒュー・グラント
リーアム・ニーソン
エマ・トンプソン
アラン・リックマン
コリン・ファース
ローラ・リニー
キーラ・ナイトレイ
ローワン・アトキンソン
ビリー・ボブ・ソーントン
ビル・ナイ
ロドリゴ・サントロ
キウェテル・イジョフォー
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作品データ
原題 Love Actually
製作年 2003年
製作国 イギリス
配給 UIP
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2011年12月25日日曜日

「ラブ・アクチュアリー」 リチャード・カーティス ★★★★★



クリスマスに何か一本映画を見るとしたらやっぱりこの一本になるだろうという「ラブ・アクチュアリー」。

妻のお気に入りでもあるので、二人で家でゆっくりしながら、のんびり見ることにする。

イギリスに住んでいたことのある人には特に思い入れの強い映画であるのは間違いないが、日本では遠い存在である「空港」だが、ロンドンに住んでいる人にとってヒースロー空港というのはより身近な存在で、訪ねてきてくれる友人を迎えに行ったり、国を去る親友を送っていったりと、長く地下鉄を乗って辿りつつくのも良し、ヒースロー・エクスプレスであっという間にパディントンに着くのも良しで、到着口で友人や恋人が笑顔で待ち迎えてくれるあの瞬間の喜びはいつまでも忘れることはない。

この映画を見るたびに、恵まれるのならやっぱり男の子がいいかなと思わされ、この時のキーラ・ナイトレイが一番綺麗だったなと納得し、品と格式そして文化の薫りにあふれるロンドンの街の魅力はどの都市でもかなわないと改めて思わされる、それほど絵になる都市の風景に、青春の一時期をここで過ごすことができて本当に良かったなと思わずにいられない。

来年も恐らく同じようにこの映画を見ることになるのだろうと思いながら、今度はどこで見ているのかと想いを馳せる。