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所在地 島根県出雲市大社町日御碕
主祭神 天照大御神、神素盞嗚尊
様式 権現造
社格 式内小社、国幣小社
創建 安寧天皇13年
機能 寺社
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今朝の巡礼の中で、もっとも期待値の高かったのがこの日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)。出雲大社の力が及ぶ山陰地方にありながら、大社造ではなく権現造を採用し、伊勢神宮と強いつながりを持つ神社。
日が昇る東の伊勢神宮に対して日が沈む西の日御碕神社として、「日沈の宮(ひしずみのみや)」の名をいただく神社である。
創建の由緒は、伊勢神宮が「日本の昼を守る」のに対し、日御碕神社は「日本の夜を守れ」 との「勅命」を受けたことによるという。下の宮である「日沈の宮(ひしずみのみや)」と、上の宮である「神の宮(かんのみや)」の上下二社からなり、両本社を総称して日御碕神社という。
日沈の宮には天照大御神(アマテラスオオミカミ)が、神の宮には神素盞嗚尊(スサノヲノミコト)が祀られている。そしてこの本殿である「神の宮」は西を向いて配置されており、日本海に沈む日を眺めることになる。外部から日本に向かって放たれた邪気を、この場所で受け止めている、 この国を護り続けて来た格式の高い神社である。
沈む夕日に染まるかのように、本殿は朱色に塗らており、またこの場所は日本夕日百選に選ばれている。そして今の社殿を立てたのは3代目将軍である徳川家光。本殿に参拝をし、境内脇から外にでて、西の海岸沿いまで歩いていく。こちらも漁村らしく港には多くの漁船が止められており、その先にはウミネコの繁殖地として有名な経島が浮かんでいる。
山陰地方で異彩を放つこの神社。伊勢神社からこの日御碕神社へと伸びる太陽の軌跡。日本有数の特別な場所を体験し、次はこの旅最大の目的地である出雲大社へと向かう為に粉雪がちらつく中駐車場へと足を向けることにする。
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