早朝6時。
着陸の衝撃で目を覚ます。
シドニーを夜に出て12時間。赤道を越えて帰ってきた北京の朝は相変わらずのスモッグ模様。
満席のエコノミーシートに身体を埋め、泣き叫ぶ赤ん坊の声を耳栓で防ぎ、妻と二人なんとか眠りに落ちようと軋む関節を伸ばしながら、耐え忍んで末にやっと伸ばせる身体を感じる。
早朝にも関わらず大量の外国人がならず入国審査をパスし、理由も無く1時間近く待たされる預け荷物をひたすら待ち、その後はタクシーを待つ人の列。想定よりも1時間遅れての帰宅後、シャワーを浴び、身体を存分に伸ばして束の間の深い睡眠へと落ちる。
そして一時間後。寝たか寝なかったのか分からないまま、いつもの日常へと戻るためにオフィスへと自転車を走らせる。時差が無いのはいいことだが、休息の時間も削られて、こうして確実に寿命が縮んでいくのだろうと思いながら朝靄のようなスモッグの中を日常へと帰っていく。
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