2013年6月11日火曜日

そば処奥社の茶屋 隈研吾 2003 ★


早朝の糸魚川から高速を飛ばし、その後は山道をひやひやしながら到着した戸隠。奥社に向けての2キロの山道散策の前に、まずは腹ごなしということで公共の駐車場に車を入れようと待っていると、おじさんが寄ってきては、

「運転手さん、こちらは有料で500円。あっちに停めればタダですよ。」

となんともありがたいアドバイス。

1台分だけ空いていたスペースに軽のレンタカーを滑り込ませ、今の日本では都市にいっても、田舎にいっても、郊外に行っても、47都道府県どこでも見かけるんじゃないかと思う隈研吾の建築である、奥社の茶屋。

流石に戸隠といえども、これだけ人里離れた場所で、しかも観光客相手の飲食およびお土産やという機能もあって、こじんまりとし、自己主張するようなデザインではなく、周囲の環境に溶け込むような大人しい印象。

まぁ、こんなとこまで来て素晴らしい現代建築体験を期待するのもばかげていると思うので、なんの疑問も持たずにそばを注文。

そばつゆを使わず大根おろしに、お好みで薬味を入れて味わう「古流そば」なるものをいただき、口も心もすっきりする。北京で待つ妻へと、泊めてもらっている妻の実家へと二つ生そばをお土産で購入し、いざ参道へと向かうことにする。











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