日本では中国の最初の王朝は「殷」として習うが、中国ではその「殷」に先立って損zないしたと言われる「夏」が最初の王朝とされており、その初代王が「禹(yǔ,う)」と言われている。
中国の歴史は黄河とともにあり、氾濫を繰り返すその水をどう治めるか、それが直接に国を治めることにつながっていた。そのため黄河の治水事業に力を注ぎ、大きな成果を挙げたこの禹王は、中号では治水神として、また名君として崇められているという。
明代の初めに、その禹王の治水の功績を記念しこの地に台を建設し、その上に禹王廟が建てられたために、この地が禹王台と呼ばれるようになったという。その禹王廟の東の東院には、三賢祠として李白、杜甫、高適の彫像が建てられていたり、園内には孫文(孫中山)銅像が建っていたり、辛亥二次革命烈士記念堂などがあったりと、広大な敷地の中に自然に隠れるように様々な施設が散らばっている。
歩きとおした開封の最後の立ち寄り地として、更にかなりの距離を歩くことになり、先ほど下りたバス停まで戻り少し西にある開封駅へとむかうことにする。
禹王廟
禹王廟正殿東院
唐代の李白
杜甫
高適
孫中山銅像
辛亥二次革命烈士記念堂
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