どこの都市にもその都市の顔となるような広場があるものである。その都市の重要なイベントの舞台となって、多くの市民を飲み込んできた場所。この鄭州においては、それがこの二七広場(二七广场,èrqī guǎngchǎng)。
鄭州駅から歩いて焼く5分の位置にぽっかり開けた広場は周囲を多くの商業施設に取り囲まれ、広場の脇にはたくさんの路線バスの停車駅があるようで、多くの人だかりでにぎわっている。
広場の中心には12階建てで、五角形をした塔が双子の様にくっついているなんとも奇妙な塔が建っており、これが二七記念塔(二七纪念塔)と呼ばれ、この広場の名前の由来となっているようである。
なんでも1923年の2月7日に起きた「二七大罢工」もしくは「京汉铁路工人大罢工」と呼ばれる、京漢鉄道が軍に対抗して起こしたストライキを記念して1971年に建設された塔ということらしい。
そんな歴史上の事件が霞むかのように、本当に多くの人、特に若者が道を行きかい、あちこちでたむろしたり、買い物をしたりと、広場全体が活気を持ち、人も車も所狭しと行き来し、土ぼこりを立ち上げている広場。
埃を吸い込まないようにと、さっさと広場を後にして、徒歩にて次の目的地へとむかうことにする。
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