2014年4月19日土曜日

大須観音宝生院(ほうしょういん) 1333 ★★



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所在地 愛知県名古屋市中区大須
山号 北野山
宗派  真言宗智山派
寺格 別格本山
創建  1333
開基  能信
別称  大須観音
機能  寺社
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三大観音
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名古屋大学や南山大学の集まる閑静な住宅地から一気に市の中心地へと地下鉄でやってくる。向かった先は名古屋の名所として知られる大須観音。愛知に住んだことのある人ならば「大須といえばコメ兵」という巨大な質屋のCMが頭に浮かぶだろうが、古くからの門前町として栄え、下町の雰囲気を残し、おしゃれな古着屋などが集まるイメージを持つこの大須。

その地名の由来となったのが、この北野山真福寺宝生院(ほうしょういん)。別名「大須観音」。本尊を観音さまとする寺院な訳だが、その規模は相当なものであり、日本三大観音として数えられるという。ちなみにその三大観音とは下記の通り。

浅草観音(東京都台東区 金龍山浅草寺)
大須観音(愛知県名古屋市中区 北野山真福寺)
津観音(三重県津市 恵日山観音寺)

その由来は1324年に後醍醐天皇が現在の岐阜県鳥羽市桑原町大須に北野天満宮を創建する。そして役10年後の1333年にその別当寺として創建した真福寺が当寺の始まりとされる。つまりその時点では岐阜にある訳である。

時代は流れ、織田信長の時代では、この地方の中心はその居住地の清洲を中心として栄えることになる。その後徳川家康による天下統一を経た1610年に名古屋城の築城が開始される。それに伴い、この地方の中心が実質的に清洲から名古屋へと移転することになる。

そして1612年に徳川家康の命令で犬山城主の成瀬正茂によって岐阜から現在地に移転されたのが現在の大須観音という訳である。そしてその大須観音の周辺に広がった門前町がそのまま大須という名前をつけられ今に至る訳である。

それほど、名古屋周辺に住まう人にとっては、大須の賑わいはやはりなんとなくかつての時代を思わせるものであり、境内も多くの老若男女で賑わっている。その流れは隣接する商店街へと続き、アーケードの中にはたこ焼きやや古着屋など、中高生の格好のデートスポットが立ち並ぶ。

なんだか少し懐かしい気持ちに戻ることができる風景に溶け込みながら北へと向かって歩くことにする。












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