2015年10月6日火曜日

橿原神宮(かしはらじんぐう) ★ 709-715


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所在地 茨城県ひたちなか市富士ノ上
主祭神 神武天皇,桓武天皇,崇道天皇
社格  式内社(名神大),旧国幣中社
本殿の様式 一間社流造、茅葺
創建   709-715
機能   寺社
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那珂湊おさかな市場からすぐの場所に鎮座する橿原神宮(かしはらじんぐう) 。その名前で検索すると、どうしても奈良の橿原神宮が出てきてしまうが、創建はこちらの方がグッと古くなっている。

奈良のものは1890年と明治時代の創建であるが、こちらは社伝によれば和銅年中(709-15)の創建と言うことなので、まさに平城京への遷都が奈良の地で行われている時代にこの地ではこの神社が建設されていたということになる。

主祭神は奈良のものと同様に神武天皇。こちらではそれに加えて延長5年(927)に桓武・崇道両天皇を合祀し、3神を祀る神社となって今に至っているようである。

東日本大震災で被災し、丘の上の境内にあった三の鳥居が倒壊したようで、その鳥居は未だに再建されることは無く、震災の爪痕を今に伝える。

まだ朝早いこともあり、境内の至る所に木々の枝が散らばっているのを視界に捉え、神社という自然に囲まれ自然に開かれた場を毎日整えていく維持管理は大変な作業であり、今後縮小していく日本の様々な地方においては、神社の風景もまた変貌していくのだろうと想いを馳せながら次の目的地へと向かうことにする。







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