蒸し暑いバスはもう勘弁ということで、地下鉄でボンド・ストリートへと戻り、セルフリッジの横を通り、到着したのはウォレス・コレクション(The Wallace Collection) 。かつての貴族のアート・コレクションを公開して美術館となっている建物である。
ハートフォード侯爵リチャード・シーモア=コンウェイ(Richard Seymour-Conway, 4th Marquess of Hertford 1800–1870)の膨大なコレクションを相続した息子リチャード・ウォレス(Sir Richard Wallace 1818–1890)。その未亡人がコレクションを政府へ寄贈したため、ウォレスの名前が冠されているという訳である。
入場は無料とさすがロンドン。ブレグジットしても、この文化に対する姿勢は何とか保ってほしいものである。
ティツィアーノ、レンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクなどに代表されるように、15世紀から19世紀にかけての有名な美術作品が展示されており、十分に時間をかけて楽しめる場所であるが、向かったのは、ガラス天井をつけてレストランへと改修された中庭空間。
しかし例年に無い強い日差しの中では、ガラス天井の中にはは逆に温室状態で、大量の汗を吹き出しているウェイターの姿を見ながら、少し遅めのランチとする。
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