安藤忠雄のSilenceのあるコノートホテルから南を向くと、なんとも雰囲気のある教会のファサードが目を引く。その敷地内に広がる心地良さそうな庭園とその中心に陣取る巨木の姿に惹かれ、折角だからと内部を参観させてもらうことに。
1849年に竣工したその建物の設計はJoseph John Scoles。様式としてはゴシック・リバイバルという。月曜の朝ということもあり、教会の内部は周囲の賑やかなロンドン中心部とは思えないほどの静かさ。何といっても、教会の西に広がるマウント・ストリート・ガーデンズ(Mount Street Gardens)の巨木の枝が作り出す陰の下、ベンチに座りながら新聞を広げる老紳士の姿が如何にもロンドンらしく、その質の高い生活空間をうらやましく思いながら西へと足を向けることにする。
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