沈阳 シェンヤン
沈阳(瀋陽)とかいてShenyang(シェンヤン)。
中国北部の辽宁省(遼寧)とかいてLiaoning(リャオニン)と呼ばれる省の省都。
日本のサイトで見ていると繁体字で表記されるから簡体字で慣れているこちらでの印象とやや離れてしまうことになるが、できるだけ簡体字で海馬に埋め込むことにする。
吉林省、黒龍江省とともに、いわゆる「東北」と呼ばれる地方に属する省であり、「北の都市」といえば思い描くのがこの沈阳と哈尔滨。
またこの沈阳はかつて奉天市と呼ばれ、吉林省の省都である长春市とともに、満州という言葉とともに、日本人にとっても大変思い意味を持つ都市でもあるわけである。
この辽宁省。南部に行くと北朝鮮との国境があるので、最近ではニュースでその国境沿いの町の様子などもよく報道されている。
その名前のメジャーさから、勝手に省都クラスの街だと思っていた大連が、実は沈阳に次ぐ第二の都市であるが、やはりこの二つの大きさが郡を抜いているというのが北の沈阳、南の大連というこの省の特徴をよく現している。
そんな沈阳に今回はオフィスから一人で出張にやってくる。7時の北京空港で、一緒にオペラハウスのプロジェクトをやっているファサード・コンサルタントの人と合流し、1時間半のフライトで降り立つ沈阳。そして自分の中国語のレベルが如何に仕事の上では不十分かというのを思い知らされながら、葛藤の中で出来上がったサンプルを確認し、何箇所ものディテールを確認し、その日の夜には北京に戻る。
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