2012年12月4日火曜日

政治家

ついにやってきた衆議院選の告示日。

今回の選挙こそ、本当に未来の日本の姿をしっかりと描ける政党が政権を取らないと本格的にまずいぞ・・・という雰囲気に国全体が覆われているが、その中で自分にとっても意味がある選挙になりそうなのは、小・中・高の同級生が出馬する。

小さいころからこいつはいつか政治家になるのだろうと思っていたけど、遠い先だと思っていたのが、本当にこうして出馬する時がくるとはなんだか不思議な気がする。

秘密基地をつくり、川に繋がる排水溝に潜り込んでは先から流れてくる蛇を見つけ必死に逃げだして、日の昇る前から起き出して前日からしかけておいた餌についているクワガタを捕まえたりと、昔ながらの自然が残る20世紀少年を地で行くような田舎街。

小学校のソフトボールも中学の軟式野球も同じ三人でクリーンアップを組んで、小学校も中学校も彼が生徒会長で自分が副会長という当たり前の風景。

遠い地に住むようになっても、一緒に高校の同窓会を取りまとめ、彼が地元愛知の代表で自分が東京の代表として、最初と終わりの挨拶をそれぞれ受け持ち、久々に地元に帰れば忙しい中でも懐かしい面子の集まりに顔を出してくれ、甲斐甲斐しく地元に残るメンバーを取りまとめてくれ、いつでも帰る場所を用意してくれている。そんな場を作ってくれている。

政治家としての活動に本腰を入れてからは、喉を枯らし朝から駅前に立っては辻立ち演説をし、様々な地元の集まりに顔を出してはいろんな人の意見に耳を傾け、そして自分の思いを伝えてくる。

ガラガラの声でも、久々の再会を喜びまた最近の互いの近況を話しながら今の社会を憂い未来の在り方を話し合う。酒を飲みながらのたわいもない話だが、かつての少年だった自分たちと何ら変わってない気がするのもまた不思議。

日本では政党を選ぶのは本当に難しいが、どの政党に属するのかとかではなく、地元を代表して、その集めた声を抱えて中央に乗り込み、国をどうにかしようとがんばってくる。それを託すに値する人間かどうかが唯一絶対の基準になってくる。

30代で国政に行かないと本当にやりたいことは実現できない。という彼の言葉は残された時間を自覚し、次の日本の姿をしっかりと考えて出てきたものだと思う。ぜひ未来を作るために精一杯の選挙戦にして欲しいと願う。

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