誰かが「結構面白いよ」、と言ったいたのが耳に残っていて、ランニングしながらだから日本語の映画の方が楽かもな・・・と思って見たこれまたタイム・トラベル系の一作。
タイム・トラベルが可能であれば何をするか?
を大きく分類すると、現在に不満を持っており、過去に戻って行った選択を修正し、自分にとってより良い現在へと修正するか、それとも現在に十分満足しており、知的好奇心などから過去へ戻って実際に知ることの出来なかった世界を見てくるかの二つに分かれるのが普通かと思うが、欲望で出来ている人間世界、どうしても前者のものが多くなるの人の性というものか。
海外のタイム・トラベル系のものに比べると、洗濯機、バブル崩壊を防ぐなど非常に設定のしょぼさが目に付くが、壮大かつ緻密に世界観を構築し膨大な予算をかけて映画を撮るというのではなく、娯楽作品の範疇でクスリと笑えてホトリとできる脚本で、そこそこ客が呼べそうなキャスティングをし、レインボー・ブリッジのCGに随分お金をかけました的な内容は否めない。
海外でも評価されるような渋い作品は沢山でてくるようになった日本の映画界だが、一本くらいハリウッドや中国の度肝を抜く様な壮大な世界観を持った一作を出してもらいたいものだと思う。
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スタッフ
監督 馬場康夫
キャスト
阿部寛
広末涼子
薬師丸ひろ子
吹石一恵
伊藤裕子
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製作年 2006年
製作国 日本
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