今日もまた、仕事が長引き買っていたオペラのチケットを無駄にすることになった。誘ってくれていたメンター夫妻は、「もう始まってますよー」「もう終わっちゃいますよー」と実況中継してくれるが、残念ながら仕事は終わらない。
今日行く予定のオペラはNCPAでの「Shanghai Opera House Attila」。ちなみに先々週の4月27日にもチケットを買っていたが行けなかったのが、NCPAでの「Verdi´s Opera Nabucco」。
この春はヴェルディ特集ということで、かなり楽しみにチケットをメンターに薦められるままに買っていたのだが、ここ最近2連続で無駄にしている。
しかし、こうしてチケットを無駄にしても、それでもチケットを購入することで、都市の中にオペラハウスを維持する負担を少しだけでも負担しているのだと思えることで、なんとか気持ちを盛り立てる。
多くの都市論でも語られるように、膨大な維持・運営費のかかる巨大な文化施設はその費用をチケット代として分担負担することができる多くの市民の存在が必須となり、これだけ良質なプログラムを「あーだこーだ」いいながらたまにでも鑑賞できるのは、それは文化施設を持つことができる規模の都市に住んでいる恩恵である。
そんな風に考えながら、徐々に行けなかった悔しさを自分の中で消化して次のコンサートこそはいければと淡い期待を膨らませる。
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